7月 4日 2013

充実の展示が素晴らしい群馬県立自然史博物館

充実の展示が素晴らしい群馬県立自然史博物館

ソハヤキ(襲速紀)。この呪文のようなこの言葉をご存知だろうか。植物の北限が分布する地域である襲の国(九州南部)、速吸瀬戸 (豊予海峡)、紀の国(和歌山県と三重県南部)に因んだ呼び名で、「そはやき要素の種」という使い方をするらしい。群馬県は呼び名の場所からは少し外れているものの、内陸で夏の気温が高く、北側に高い山々が連なるため、この一帯を北限として分布するギンバイソウやミツバツツジなど日本固有の「ソハヤキ要素の植物」が数多く見られる気候に合致する。また、3つの地殻プレートが交わる地溝帯“フォッサマグナ”上に位置するため、起源が新しい「フォッサマグナ要素の種」と呼ばれる植物も豊富だ。このように多様性に富んだ特異な植生が特徴の群馬の自然を、地球の生い立ちと共に分かりやすく展示している「群馬県立自然史博物館」を訪れた。
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カテゴリー: ECOMISSION2013,群馬県

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