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アイガモ農法の会 |
アイガモ農法の会 | |
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「アイガモちゃん、かわいいー」とレイコさん | アイガモのお家とレイコさん |
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あるテレビ番組の1コーナーにもなって注目を集める「アイガモ農法」。農薬のかわりにアイガモを田に放し、害虫や雑草を食べてもらう農法ですが、最近、横田隊長のお友達の山村レイコさんが始めたということで、お会いしていろいろとお話をうかがってみようと思いました。 山村レイコさんといえば、ご存知のかたも多いと思いますが、エッセイストで国際ラリーライダーという、テレビや雑誌で活躍されているかたです。横田隊長とは昔からのアフリカ仲間で、バイクで世界中を走る姿がとても似合う女性です。そんな大地を駆けるレイコさんが、今度は稲作の新規就農者として大地を耕すことを始めたのです。 「お米もそうですが、クレソンみたいな野菜までも農薬が使われているのを知って、食べ物のことを真剣に考えはじめました。そんなときアイガモ農法を知って、こうなったら自分でお米を作ってみようと思ったんです。」とレイコさん。アイガモとは、マガモやカルガモとアヒルをかけ合わせてできる家畜。食用にされるのがほとんどですが、最近農作業を手伝う優秀な助手として、田んぼで活躍しています。害虫や雑草を食べるだけでなく、水をかきまぜてくれるので、雑草が生えにくくなるそうです。 |
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田んぼと富士山を背に語りあう3人 | 知人の無農薬クレソン畑で、ちょっとおつまみ |
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就農者としては新人のレイコさん。さぞかし田植えも大変だったのかと思ったら、なんと100人もの仲間が集まり、一緒に植えたそうです。またアイガモ農法については、富士山麓アイガモ農法の会の米山さんに指導していただいているそうです。「なるべくお子さんをお持ちのご家族に声をかけました。途上国だと、子供のころから農作業などをしていますから、どうやって農作物ができるのか、日常として知っています。逆に先進国の子供たちは、お米は台所の下から出てくるものだと思っている子もいて。とにかく泥んこになって、知ってもらえればと思ったんですが、ものすごい人数が集まってびっくりしました。」日常のことをちゃんと知ることが大事だとレイコさんは言いました。また「自分自身も学びますね。うるさいことを言わなくても、アイガモや稲はすくすく育つし。農業を頭で考えているうちは難しく思えるのですが、やっているうちにいろんなことがわかってくる。そう、体で感じる農業になってきましたね。」 ここでひとつ疑問が浮かびました。アイガモは田んぼの番人として働きますが、稲刈りが終わったら、いったいどうなるんだろうと。そうしたら実にレイコさんらしい答えが返ってきました。「ペットとして飼ってくださるかたを探しました。おかげさまでみんな里親も見つかりほっとしています。」アイガモは家畜として生まれ育ったわけですから、食用となるのが常です。しかしあまりのかわいさに、そうできなかったレイコさん。少女の心がちらっと顔を見せました。指導をしている米山さんは「やはりアイガモ農法をしていくうえで、持続可能、連鎖というものを考えますね。ですから今、さまざまな人にコンタクトをとり、この農法が定着するように働きかけています。アイガモの行き先も含めて。」 安全でおいしい農作物を作るということは、同時に自然を大いに感じながら生きていくということだそうです。最後に自然や環境についてなにかメッセージをとお二人にうかがうと、共通してでてきたのは「なにもしないで自然や環境のことは語れません。なんでもやってみることです。草木に触れたり、動物に触れたり。失敗したっていいと思います。続けていれば学ぶことも多く、だんだん失敗もなくなりますし。」 昔、コートを着た男のコートを脱がそうと、太陽と風が競争する話がありました。当然ですが、太陽はこの男にコートを脱ぐようにいったのではなく、強い陽射しで男に熱いと気づかせ、コートを脱がすことに成功しました。大人がみんな太陽のような気持ちを持っていたらいいですね。富士山から昇る日の出のような、清清しいお二人に、今日はお会いしました。 |
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来年のために撒く、たい肥の臭いをかぐ二人 | 里子に出されたアイガモたちは元気に遊んでいた |
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付録 山村レイコさんは現在、総務庁中央交通安全対策会議専門委員や国土交通省交通政策審議会委員など、ご自身の経験をさまざまな場所で活かしています。今後の活躍に期待したいですね。 レイコさんのホームページ http://www.fairytale.jp |
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エココンシャスなレイコさんも、エスティマハイブリッドが欲しいそうです | 田植えのときにまた来ます |
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"Duck Agricultural Technique" The "duck agricultural technique" attracts attention by having become one corner of a certain TV program. It is the agricultural technique which you turn a duck to a rice field instead of agricultural chemicals, and has a noxious insect and weeds eaten. Ms. Yamamura Reiko, Captain Yokota's friend, began it. While she is an essayist, she is an international rally rider. She is playing an active part also in television or the magazine. The figure which runs by motorbike all over the world fits her. She who riding such the ground began to cultivate the ground as a new farmer of a rice crop. She says. "When I know that agricultural chemicals are used for many grain and vegetables, I began to consider the thing of food earnestly. I knew the duck agricultural technique at such time, and I thought that I would make rice personally." Duck is usually used as edible, by recently, this bird is playing an active part in the rice field as an excellent assistant who supports agricultural work. Since this bird not only eats a noxious insect and weeds, but agitates water, the weeds of a rice field stop being able to grow easily. She has received instruction of Mr. Yoneyama of The Meeting of Mt. Fuji Foot Duck Agricultural Technique about the duck agricultural technique. She says. "I appealed for participation to the family with the child. In developing countries, since children are doing agricultural work from the time of childhood, if it carries out what, they know whether agricultural products will be made. On the contrary, some children of an advanced nation think that rice comes out from under a kitchen. I was surprised that many participants gathered. " " although it thought that agriculture was difficult while considering agriculture in the head, I was able to study various things by actually being concerned with agriculture. It is the agriculture felt with my body. " By the way, what fate does a duck really follow, after rice reaping finishes? She answers. "I looked for those who keep as a pet. Consequently, all the ducks were taken over as a pet." Mr. Yoneyama says. "Thinking, when advancing the duck agricultural technique is whether it is maintainable. Now, I take contact to many people and have appealed to establish this agricultural technique." Making safe and delicious agricultural products is, simultaneously, feeling nature with the body. They say about nature and environment. "The thing of nature and environment needs to perform something, in order to tell. It is required to touch plants or to touch an animal. You may fail. Continuing something makes you study something." |
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