エコミッション - 北アメリカTeam ACP

 

Team ACP > エコミッション > 1999@北アメリカ > eco訪問記 >
移動記(ガルベストン〜ニューオルリンズ)

 

移動記<ガルベストン〜ニューオルリンズ>(6月20日)

700キロに及ぶグレートレースや、500キロの第1回ロードテスト、そしてガルベストン島でのキャンプ、とテキサス州では充実した毎日を送りました。

次なる目的地はルイジアナ州のニューオルリンズ。
フレンチ・クォーターへ行ってガンボを食べて、ジャズを聴いて……ではありません。
ニューオルリンズの北に位置するポンチャートレイン湖が目的地なのです。

ここはムラサキツバメたちがカナダからアルゼンチンへと旅するコースの中継地点となっています。
彼らは旅の疲れを休めるため湖畔に降りようとします。しかし、湖にかかる長大な橋「ポンチャートレイン・コーズウェイ」を高速で走行するクルマとぶつかって、あえなく命を落としてしまうかわいそうなツバメが毎シーズン数千羽も出ていました。
そこで地元民や行政が立ち上がって、湖畔近くの橋の部分にフェンスを取り付け、ツバメがクルマに巻き込まれないよう保護するようにしたというのです。
このツバメを守るプロジェクトの他にも、ツバメの保護区「スワロー・サンクチュアリ」計画などが進められ、道路と動物との共生を目指しています。

我々ECO-MISSIONのスタッフはテキサス州のガルベストンを昼過ぎに発って、ポンチャートレン湖のコーズウェイに到着したのはちょうど日が暮れる時間。
北側から橋に乗ったのですが(こちら側にはフェンスは見られませんでした)、まだ多くのツバメ達が夕食の時間なのか空を舞っていました。
そして30分かかって対岸に着いた頃にはすっかり日が暮れて、残念ながらもうツバメ達の姿は見られませんでした。本日はフェンスを確認できたのみ。

明日はムラサキツバメ保護のためのNPOの方や、ポンチャートレイン・ファンデーションの方にお話をうかがいます。
そして、取材後はジャンバラヤにポーボーイ、ベニエにオイスター・ロックフェラー、とどめはハリケーン・カクテルでしょう!?

大湿地帯 ミシシッピー川をわたる 夕景

 


Copyright (C) 2001 Team ACP. All Rights Reserved.