カナダ自動車評論家による試乗インプレッション(7月2日)
昨日(7月1日)は思ったより静かな“132歳の誕生日”を迎えたカナダ。
建国記念日はファミリーでささやかなお祝いをするのがカナダ流のようです。といっても、ちゃんと花火大会はあったし、レジャーに出かけるクルマで一部で渋滞にも遭いました。
「たいがいの企業はお休みになります。この時期に合わせて連休を取る方も多いですよ。実は私どもも今日はお休みでして……」と休日出勤をいとわず会場となっていただいたトヨタ・カナダの企画広報部のTakenakaさん。
「カナダもご多分にもれず、都市部の交通渋滞は激しくなってます。そういう意味でもプリウスの登場が待たれています。2001年モデルとして北米、ヨーロッパ合わせて2万台の販売を計画しています。」(Takenakaさん)
その内の月販100〜150台程度がカナダに割り振られる計算だ。
さて、ミニ・試乗会に参加していただいたのは、カナダの有力雑誌&日刊紙の記者の方々。
ワールド・オブ・ホイールズ誌のマイク・ゲイツさん、カー・ガイド誌編集長のグレアム・フレッチャーさん、トロント・スター紙のジョー・テアルトさん。
トロント・スターというのはカナダでもっとも発行部数の多い日刊紙だそうです。
トヨタ・カナダに設定していただいた、約50キロの高速あり、裏道ありの変化に富んだ試乗コースを実際に走ってもらいました。
やはり話題になったのはガソリン・エンジンと電気モーターの切り替えが驚くほどスムーズなのと、停車時にエンジンが止まっていることでした。
オールディーズのジャガーEタイプと普段の足に日本製小型車を持つというマイクさんも「印象的。ベリー・スムーズ。クワイエット。エンジンとモーターの切り替えがとてもスムーズ」と感想を語ってくれました。
「このコンセプトが好きです。カナダではアメリカよりもガソリンが高く、アメリカではカムリなどの中型クラスがスタンダードですが、こちらではカローラクラスがマーケットの中心となっています。値段次第でしょうが、なかなか魅力的ですよね」毎日のように試乗車に乗っているので、自分のクルマに乗る暇がなかなか無い!というグレアムさん。
短い時間でしたが、カナダの皆さんがプリウスの登場をとても心待ちにしているというのがひしひしと感じられる一日でした。
ちなみに、すでにカナダの大臣や国会議員40人ほどがプリウスを試乗しているのだとか。
親日家の多いといわれるカナダが第二のプリウスの故郷に、なんてこともありそう!?
カナダ試乗会
カナダ・トロント在住のモータージャーナリストに、プリウスの試乗や評価を行ってもらうイベントです。
アメリカと同様に環境問題にシビアなカナダでは、市販ハイブリッドカー「プリウス」への関心が高いといわれています。
|