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クラシックカー博物館 |
9月25日<September 25>
風車は風力発電のプロペラに。 「世界は神によって創造されたが、オランダはオランダ人が作った!」よく聞かれる言葉なのだそうですが、実際にオランダを走るとその言葉の意味が実感として伝わって来ます。 なんといっても国土の2割以上が干拓工事によって生み出された国なのですから、あながち誇張でもないでしょう。また、海抜という点から見ても、なんと国土の約4分の1が海抜0メートル以下ですから、これを国土として保つには、常に水をくみ出していなければまた元の海に戻ってしまうというわけです。 そこで登場するのが風車なのです。収穫した穀物を挽くなど、作業用の動力源としての役目も重要ですが、それ以上に潅漑用のポンプを働かせるという重大な役割も担っていました。 ただ、あちらこちらに風車が回っている、という勝手に描いていたオランダのイメージはあっというまに崩れました。“現代版風車”風力発電用の巨大なプロペラがそれにとってかわっていたのです。観光ガイドブックなどに掲載されている、「キンデンダルク」(KINDERDIJK)のあの運河に沿って風車が立ち並ぶ風景写真は、風車自体がすでに観光資源となっていることを教えてくれていたのです。 「風車の立ち並ぶのどかな田園風景」。それは勝手にこちらが想像していただけなのですから、別にプロペラに代わっていても何も問題はありません。逆に、オランダの人々の、“限られたもの、限られた資源、環境を大切に、余すとこなく利用する”精神は、風車が風力発電用のプロペラへと代わったぐらいでは、なんら変化がないことこそ注目するべきでしょう。 オランダの人々は、北部のゾイデル海を大堤防で仕切って、淡水湖にし(今やアイセル湖と名付けられた)、さらには干拓してしまおう、と「今もオランダを生み出し続けている」のです。 少なくなってしまったとはいえ、ちゃんと所々に(観光用でない)風車は残ってはいますので、念のため。 エコ・ミッションの横田隊長は、我が国への「パリ・ダカール・ラリー」の“伝道者”であったことはご存じの通り。しかし同様に「グレート・アメリカン・レース」というクラシック・カー・レースの日本人参加者の草分けでもあることを、ご存じの方はそれほど多くないのでは。アメリカで毎年開催されているこのレースに、昨年は“チーム・エコ・ミッション”としてPRIUSで特別参加させていただいたのです。 今回、ヨーロッパ編でもクラシック・カーの「宝庫」ローマン&パルキー博物館を訪問させていただきました。 25 September, 2000 Windmill for generating Electricity “The world was made by God, but Holland was made by the Dutch !” ? this is a phrase often heard in Holland. By just driving around the country, you will fully understand the meaning of it. Actually more than 20 % of the land have been reclaimed by Dutch. Nothing exaggerating with the phrase. Our captain Yokota is a pioneer for Japanese taking part in a classic car race called Great American Race. There was one grid of the event reserved for “Team Eco Mission” PRIUS last year. Today we visited the Het Nationaal Automobiel Museum in which a large number of classic cars are stored.
『明日はいよいよ“第2の故郷”パリ! 明日は素敵な街を紹介しましょう。』 |
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