博多が一番輝いた日

博多の町を気高き“尻”が行く

福岡に滞在している時に、ちょうど“博多祇園祭山笠櫛田入”に巡り会わせた事は7月15日の記事で紹介したが、帰京して写真を整理していたら、名物の“尻”が気になったので紹介したい。

櫛田入りの前日、中州で最初に博多ラーメン店を始めたという老舗で昼食。近所を見て回ると“中州流”の大提灯が目に止まった。7年に1度巡って来るという一番山の大役を控えた舁き山、堂々とした風格の飾り山が辻角の幕内に収まっていたのだ。山を見守る男衆は、本番まで随分と間があるというのに、すでにキリッとした正装で最後の仕上げに汗を流している。気合いの入った“尻”が並び、一番山の緊張感がこちらにも伝わって来るようだ。

翌朝、午前4時59分。ぽつぽつと降りしきる雨の中、男衆は足元に勢水を浴びながら一番山“中州流”を全速力で舁きまわし、見事な櫛田入りを果たしたのは言うまでもない。

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