宿泊先の三河安城から豊田南バイパスを北上すると、道路の両側が三角屋根で埋め尽くされる場所がある。プリウスPHVが生まれたトヨタ堤工場だ。広大な敷地を走っていると、プリウスのサインボードが見送ってくれる。程なくして街道沿いにオレンジ色が目にも眩しい「トヨタカローラ愛豊 豊田店」が見えてきた。早めの到着だったが、すでに迎える準備をしていたスタッフの方から「洗車機がありますから洗車しましょう」とありがたいお言葉。リフレッシュして展示スペースへ搬入し準備が整った。
愛知県内にある他のトヨタディーラー同様、本当に広々として開放感があるのはもちろんだが、全面フローリングの店舗は初めて。暖かみのあるやさしい雰囲気に包まれ、ファミリー層に共感を呼ぶ事は容易に想像がつく。早速“電気くださ〜!”と充電させていただきながら、営業スタッフや来店客とプリウスPHV談義に花を咲かせる。先日発表になった「疑似エンジン音発生装置」についての話題では賛否両論あったが、充電が満タンになり試乗してもらった感想を伺うと「EVモードは予想より力強く、静か。」との事。音も無くスルスルと走り出すプリウスPHVはやはり先進的な魅力に満ちていて“静かさ”が魅力のひとつなのは間違いないだろう。少し汗ばむような陽気だが、店舗裏の田んぼの稲穂がこうべを垂れ収穫間近の様子で心地よい風が吹くと、ことさらに秋を感じるゆったりとした1日だった。