秋らしい爽やかな晴天の下、名古屋市街の中心部から高辻へ向かうと、週末の朝とあって普段は通勤で渋滞している大通りもクルマが疎らで、あっと言う間に今日の訪問先「愛知トヨタ 高辻営業所」へ到着した。開店まで1時間もあるが、すでに大勢のスタッフが慌ただしく連休イベントの準備に追われている。
名古屋高速3号線に面した高辻営業所は展示スペース、接客スペースともゆったりとした作りで、サービス工場、イベント用の別棟やオフィスを併設したボリューム感たっぷりの店舗だ。広々とした駐車スペースには、200V/100Vとも充電が可能なPHV用の配電ボックスが設けてあり、そこへプリウスPHVを停車させてもらった。
駐車場から店舗へ向かう来店客は、フェンダーにプラグを挿して充電しているプリウスPHVを見つけると、歩み寄って次世代のクルマに立寄り、「これがプリウスPHVですか?」「充電時間は? EVモードでの走行距離は?」などとスペックに関する質問が続く。九州から旅を続けて名古屋までの間、日を追うごとにプリウスPHVの認知度が上がっている事を実感する。
展示終了時刻が迫る頃、愛知トヨタ営業スタッフにも試乗してもらう事にした。特に女性スタッフからの希望者が多く、いちはやくプリウスPHVを体感しようと積極的だ。規定のコースを回る5分程の短い時間だが、静かでなめらかな走りに終始する感動を味わい、全員が満面の笑顔でドライバーズシートを後にするのが印象的だった。