9月 23日 2012

やさしい風景の秋田自動車道

やさしい風景の秋田自動車道

秋田県内陸部の旅を終え、大曲I.Cから秋田自動車道に入った。なだらかな稜線の山々を縫うように走る感覚が心地良い。少しアクセルを緩めて窓を開けると、ひと雨ごとに深まりゆく秋の香りに車内が満たされて行く。薄日に輝くススキの帯がどこまでも続く“やさしい風景”に包まれながら、日本海側を目指した。

緩やかな下り勾配が続く秋田自動車道のようなルートを走る時には、特にプリウスPHVの恩恵を実感できる。下りが長く続くと早めに満充電になっていたプリウスに比べ、バッテリー容量が3.3倍もあるプリウスPHVでは、より多くの電気を回収することができ、目に見えて航続距離が伸びるのが分かる。上り勾配に差し掛かった時には“じんわり”と加速し、下りではアクセルオフで充電する。アクセルワークを上手くコントロールすることで、プリウスと比較して車両重量約70kg増のハンデを鑑みても余りある燃費性能を引き出すことが可能だ。

プリウスPHVはS.Aでも注目の的

プリウスPHVはS.Aでも注目の的

日本海まで40kmを切った「八郎潟S.A」でしばし休憩タイム。空いているパーキングに停車すると、1人、また1人とプリウスPHVに近づいては話しかけてくる。質問の多くは「電気で何キロ走るの?」。「26.4km走ります」と答えると、「たったそれだけですか?」と返してくる。その度に「普段の通勤や買い物はEVモードで、週末のドライブなどの長距離にはハイブリッドで。」続けて、前述のバッテリー容量とアクセルワークを話をすると、霧が晴れたような表情で納得してもらえる。

日本海の夕陽に間に合った

日本海の夕陽に間に合った

稲刈りのシーズンを向かえ、一面黄金色の絨毯を敷き詰めたように美しい八郎潟が後方に過ぎたところで秋田自動車道を降り、広大な黒松の防風林「風の松原」を抜けて、目的地の能代市に到着した。どうやら日本海の夕陽に間に合ったようだ。

秋田自動車道を行くプリウスPHV



カテゴリー: エコミッション2012,秋田県

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