10年前の夢に触れる感動

タイムカプセルを開けて感激する先生

10年前、エコミッション2001@ジャパンで訪れた北九州市立吉田中学校へ再訪する事にした。
全校生徒が書いた「未来の夢」を詰め込んだタイムカプセルを当時の中学生達と一緒に掘り起こしてみようと思い、連絡を取り合って集合していただいた。梅雨とは思えない程、強い日差しが降り注ぐ中、当時の面影を残しながらも立派に成人した彼・彼女達、当時の先生が集まってプチ同窓会のようだ。

挨拶をすませて全員で校庭へ向かうと記憶を頼りにスコップで掘り進めるが、なかなか発見できない。
数年前の照明灯工事の時にタイムカプセルを埋め直したらしく、見つけ出すのは無理かも知れないと諦めかけた時、少し離れた場所に木製のクイを発見、真下からビニールに包まれた銀色に輝く筒状のカプセルを掘り当てた。

わくわくしながら天板を止めるネジをひとつずつ緩めると、ついに10年前の夢がカプセルから溢れ出してきた。原稿用紙の束を広げるたびに、そこかしこで歓声がわき上がる。“夢”とは、こんなにも幸せな笑顔をプレゼントしてくれるのだ。

タイムカプセルは10年前の全校生徒406人の夢、今回の一時発掘に参加した10数人の新しい夢を詰め込み、さらに10年後の再会を約束して、時間だけが流れる場所へと再び埋められた。

帰り際に校舎脇の駐車場を見ると、プリウスの3ショット!吉田中学校長の篠原先生もプリウスオーナーで、プリウス PHVにも大変興味を持っていただいた。また、太陽光発電パネルを設置して体育館の照明をまかなうなど環境教育にも積極的に取り組んでいる。

福岡市役所でフル充電

充電中

都市部でも設置箇所が限られる充電ステーションが、福岡市街中心部の市役所にあると聞き訪ねる事にした。事前に電話連絡を入れて担当部署名を伺うと「環境局温暖化対策課」。ストレートで分かりやすいネーミングに好感が持てる。
約束の時間にプリウス PHVを市庁舎エントランスに停めると、すぐに充電ブースへ案内してくれた。設置から数ヶ月が経過しているそうだが、実はこれまでほとんど利用されてこなかったという。
「PHVやEVは次世代の技術です。まずは市民に“知って、乗って”もらい、心地よさを体験して欲しい。そのためのインフラ整備やイベント活動など、積極的に行なっています。全国的にも早い時期に環境意識の高い都市として知られた福岡市の取り組みは、市民レベルで広がりを見せてきたが、持続可能な活動として定着させるために、アイランドシティを中心とした湾岸エリアには、環境モデル地区として新たな都市整備が進められています。」
福岡市環境局担当係長の吉田さんが今後の取り組みについてこのように語ってくれた。

福岡市環境局のみなさん、長い時間お付き合いいただきありがとうございました。

福岡市庁舎の壁面には冷房効率を上げるために丁寧に植え込まれた朝顔のグリーンカーテンや、屋上には大規模(10kw)ソーラー発電パネルが設置されている。

市役所でフル充電後、アイランドシティを走るプリウス PHV

九州の玄関口、門司港

フェリーの船底から響く唸るような振動が、いつもより深く心地よい眠りをプレゼントしてくれた。目覚まし替わりに流れる“あと2時間で到着します。”というアナウンスだけですっきりと目を覚ます事ができた。到着前に船内で朝食を済ませデッキへ上がると、九州の玄関口、新門司港が目前に広がっていた。

プリウス PHV新門司港に到着したプリウス PHV

九州で最初の“電気くださ〜い”とばかりに、TOYOTA販売店を探してみる。
門司から小倉にかけては九州で有数の港湾都市。メーカー各社の販売店が軒を連ねているが、生憎な事に今日は月曜日で大半の販売店は休業中。諦めかけたが4軒目にして、やっと明るく輝く「カローラ」の看板を発見、入店して充電をお願いしてみた。

丁寧な対応で快く充電に応じてくれた「カローラ博多 城野店」スタッフの皆さん、
ありがとうございました。