10年前、エコミッション2001@ジャパンで訪れた北九州市立吉田中学校へ再訪する事にした。
全校生徒が書いた「未来の夢」を詰め込んだタイムカプセルを当時の中学生達と一緒に掘り起こしてみようと思い、連絡を取り合って集合していただいた。梅雨とは思えない程、強い日差しが降り注ぐ中、当時の面影を残しながらも立派に成人した彼・彼女達、当時の先生が集まってプチ同窓会のようだ。
挨拶をすませて全員で校庭へ向かうと記憶を頼りにスコップで掘り進めるが、なかなか発見できない。
数年前の照明灯工事の時にタイムカプセルを埋め直したらしく、見つけ出すのは無理かも知れないと諦めかけた時、少し離れた場所に木製のクイを発見、真下からビニールに包まれた銀色に輝く筒状のカプセルを掘り当てた。
わくわくしながら天板を止めるネジをひとつずつ緩めると、ついに10年前の夢がカプセルから溢れ出してきた。原稿用紙の束を広げるたびに、そこかしこで歓声がわき上がる。“夢”とは、こんなにも幸せな笑顔をプレゼントしてくれるのだ。
タイムカプセルは10年前の全校生徒406人の夢、今回の一時発掘に参加した10数人の新しい夢を詰め込み、さらに10年後の再会を約束して、時間だけが流れる場所へと再び埋められた。
帰り際に校舎脇の駐車場を見ると、プリウスの3ショット!吉田中学校長の篠原先生もプリウスオーナーで、プリウス PHVにも大変興味を持っていただいた。また、太陽光発電パネルを設置して体育館の照明をまかなうなど環境教育にも積極的に取り組んでいる。