穏やかな瀬戸内海を15ノットでゆっくりと進む「フェリーせっつ」の両岸にはチラチラと街の灯りが瞬いている。やがて前方の空が赤く染まり、狭い海峡の真ん中からお天道様が昇ってきた。明石大橋を潜れば神戸はすぐそこ、この旅も終わりを迎える。
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月別アーカイブ: 2014年9月
さよなら、九州。また来るその日まで。
大きなタラップが船体に空いた穴を塞ぐように閉じた後、グオ〜ッと唸るようなエンジンの高鳴りと共に、巨大な船体が僅かに振れるのを感じた。一か月間旅してきた九州を離れる瞬間だ。
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トヨタ飛行船エネルギー教室 御船町立御船小学校
休み時間のチャイムが鳴ると、教室に囲まれたインナーコートに停めたプリウスPHVを目がけて、一斉に子供たちが掛け寄ってきた。充電中のプラグをじっと見つめる男の子、プリウスPHVの周りをぐるぐると走り続ける女の子。秋晴れの陽射しがスポットライトのように、その光景を照らし出していた。
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セラピーの森に千年杉を訪ねて ガズームラ水上
セラピーの森、しかも神社の参道に植えられた杉の大木と聞いて、整備された公園のような森を想像していた。山麓のログハウスが建ち並ぶキレイなキャンプ場の入口に「水上村森林セラピー基地」のサインボードが立っている。内心“やはり…”と思いながら、勾配を増す坂道でアクセルを踏み込んだ直後、予想に反して周囲の木々はぐんぐん高くなり、森は深さを増して行く。プリウスPHVを降りて足を踏み入れた先には、荘厳な原生林が広がっていた。
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プリウスPHV、天空の道を往く。
外輪山に張り付くような急坂を駆け上がると、阿蘇平野は遠ざかり、空が広くなっていく。まるで飛行機が離陸するような感覚を味わいながら全長5キロの「天空の道」へテイクオフ!
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日本初!! 発電用ダム撤去と河川の環境「荒瀬ダム」
遥か昔、球磨川は巨岩ひしめく川床を激しい流れがぶつかり合いながら八代平野まで一気に下る“暴れ川”だった。江戸初期になると、上流の山間部に豊富にあった銘木を切り出して運ぶために、林正盛という人物が私財を投じて水運の航路を切り開いた。無数に転がる巨岩の開削は困難を極めたが、3年後、
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街を彩る、緑のじゅうたん事業「熊本市電」
熊本市街の目抜き通りをプリウスPHVで走っていると、ビルの陰から突然 “熊本城”が現れる。台風の影響だろうか、厚い曇に覆われたモノトーンの空に、加藤清正がこだわった漆黒の天守閣がくっきりと浮かぶ姿は威風堂々。さすがは名古屋城、姫路城と並び称される“日本三名城”の風格だ。
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販売店訪問 熊本トヨペット本店
明け方にパラついていた小雨も止み、空が明るくなってきた。熊本へやってきたエコミッションの第一弾は展示イベント。九州の大動脈、国道3号線沿いの好立地に新築間もない大型店舗を構える「熊本トヨペット本店」がその舞台だ。
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伊万里湾に浮かぶ 福島「土谷棚田」
伊万里湾に浮かぶ福島へ渡り、稲刈りが終わったばかりの
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ガスームラ伊万里 おもてなしの宿「善ちゃんハウス」
田んぼに面した縁側に腰掛けると、僅かに色づき始めた稲穂を渡る風の匂いが心地よい。すぐ側を唐津街道が走るのだが、まるで深い山間のムラに居るような静けさだ。「善ちゃんハウス」のやぎ“オリーブ”の可愛いらしい鳴き声と、魚を捕らえた釣り竿のようにゆらゆらと風に踊る稲穂のサワサワという音だけが聞こえてくる。
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