深夜のハイウエイをひたすら西へ、西へ。向かう先は900km先の山口県光市。昨年は台風の急接近で中止の憂き目に合った「ひかりエコフェスタ」だが、朝駆けの駄賃よろしく見事な晴天に恵まれ、エコミッション2014第3弾のスタートを飾る素晴らしいイベントになった。
清流島田川のほとりに建つ光市民ホールで「トヨタ飛行船エネルギー教室」を開催するため、早朝の清々しい空気を感じながらプリウスPHVを走らせた。駐車場ではイベント用テントの設営が終わり、クルマの展示場所には案内板が立てられている。プリウスPHVの電気を使ったデモンストレーションの準備、ホール内のセッティングとリハーサルが同時進行で進められ、程なくして準備万端。いよいよ「ひかりエコフェスタ2014」が開幕した。
トヨタ飛行船エネルギー教室
飛行船「エコミッション号」がテイクオフ。すいすい飛び回る飛行船が頭上を通過するたびに、大喝采と共に笑顔がほころぶ。飛行船博士から環境負荷の少ない飛行船の仕組みについて学んだ後、横田さんの登場。宇宙飛行士若田光一さんとの出会いから始まったエコミッションで巡った世界五大陸の話に笑顔がほころぶ。世界中の珍しい場所の事だけでなく、“エネルギーの自立”の話題にも熱心に耳を傾けていた。
プリウスPHVデモンストレーション
プリウスPHVに、電気を取り出す“ヴィークルパワーコネクター”を装着してLED照明、電動シャワー、電動シャボン玉マシーン、扇風機、トースター、信号機などを繋ぎ、災害の時にも役立つ1,500Wのパワーを体験していただいた。シャボン玉はいつも大人気。陽射しを浴びてキラキラ輝く泡が、子供たちの笑顔を一層輝かせていた。
FCV(燃料電池自動車)展示
「ひかりエコフェスタ2014」のサプライズとして、何と!発売前のTOYOTA FCV(燃料電池自動車)がお目見えした。自動車ショーなど華々しい舞台にしか登場していないFCVが間近見られる稀な機会に、ACPメンバーも大興奮。次世代を担うであろうFCVは、クリーンな燃料電池車である事はもちろんだが、左右に張り出したフロントグリルやダイナミックで流麗なボディーシェイプなど自動車ファンならずとも惹かれる要素を全身にまとっていた。
新メンバー「マルチコプター」の実力
今回のエコミッションから“新カメラマン”として登場したマルチコプター。来場されたお客様からの注目度も抜群で、大いに楽しんでいただけたようだ。
それでは、驚きの飛行と映像をたっぷりとご覧いただきたい。この先の風景がどんなふうに捕らえてくれるのか、大いに楽しみである。
環境意識を高めるために始まったという「ひかりエコフェスタ」だが、美しい瀬戸内の自然を後世に繋ぐために、市民ひとりひとりが身近な事から実践しているというから、その目的はすでに果たされ、今では地域交流の場としての楽しいイベントになっているのかも知れない。
素晴らしいイベントに参加させていただきありがとうございました。
メンバー一同心より感謝申し上げます。