ガズームラ宗像に滞在中“1株の直径が1メートルを超える亜熱帯性のキノコ「ニオウシメジ」の収穫が福岡県宗像市で始まった。”という新聞報道を見つけ、この巨大キノコを栽培しているという農業体験施設「正助ふるさと村」を訪れた。
「GazooMura(ガズームラ)」とは、インターネットとクルマを通じて、マチで暮らす人々にムラでしか味わえない感動体験をナビゲートし、出会いの輪を広げて日本を元気にしようという新しい取り組みだ。
地元産の野菜や特産品などを扱っているメインハウスで「ニオウシメジ」について聞いて見ることにした。対応してくれたのは正助ふるさと村の松岡さん。
「先日収穫した分は、この週末で売り切れてしまって、ようやく小さな株が出始めた所なんですよ。」
巨大なキノコを見る事は出来そうも無いが、栽培している場所を案内してくれると言う嬉しい言葉。甘えついでに、見学している間にプリウスPHVに充電もお願いすると笑顔で快諾してくれた。
松岡さんにプラグインの撮影までさせてもらった後、彼女の案内で秋の花々がピンクの絨毯のように美しく咲き誇る広大な農地へ向かった。どうやら遠くに見えるビニールハウスでニオウシメジは栽培されているようだ。
ウネを覆っているスクリーンをめくると、生まれたてのニオウシメジの赤ちゃんが顔を覗かせた。栽培を担当している瀬井さんによると、さすがに自然界のような1mとはいかないが、子供の顔のサイズぐらいまで大きくなり、香りも味も良いキノコに育つとの事。これは是非とも味わってみたい。
松岡さんに相談すると、丘の上にある「正助茶屋」という旬菜バイキングレストランに少しならあるかも知れないと言うので、さっそく移動。料理長の三浦さんにお願いすると、調理場から10センチ程の傘がぎゅっと詰まったニオウシメジを持って来てくれた。かなり小振りだと言うが、なかなかどうして、ずっしりと重みのある株だ。
これは是非ともプリウスPHVの電気鍋で調理して味わって見たいとの申し出に、この貴重なキノコを分けてくれるという嬉しいお言葉。しかも地元で穫れた新鮮野菜まで皿に乗せて“使ってください”と差し出された。
いただいた食材を、充電させてもらった電気を使って調理しようというのは図々しさにも程があるというものだが、ここは目一杯甘えさせてもらった。いっその事、ランチをアウトドアで楽しもう!と、おにぎりまで注文してしまった。もちろんこれは代金をお支払させていただいたが…。
正助ふるさと村の皆さんのご好意で実現したデイキャンプが始まった。プリウスPHVにヴィークルパワーコネクター(VPC)を装着して電気鍋のスイッチON。ニオウシメジと新鮮野菜を炒めて玉子とじに、味付けはシンプルに塩のみだが、芳ばしい香りと自然の甘み、周囲の緑が何ものにも代えがたい調味料になる。
ここを訪れていたお客さん達も、クルマから取り出した電気で作った料理に興味津々で立ち寄ってくれて、久しぶりに賑やかで楽しいランチタイムを満喫できた。
広大な敷地に色とりどりの花が咲き誇るなか、笑顔の素敵なスタッフの指導のもと、野菜の収穫体験などが楽しめる「正助ふるさと村」は自然とふれあいながら農業を知る事ができるハートフルな場所だ。これから本格的な収穫期を迎える「ニオウシメジ」を始めとする、秋の味覚を体験しに訪れてみてはいかがだろうか。
正助ふるさと村の皆さん
たくさんのわがままを聞き入れていただきありがとうございました。
おかげさまで楽しい思い出になりました。
また機会を作って遊びに伺いたいと思います。