早朝から素晴らしい秋晴れに恵まれた光市。宿泊先から展示イベントが開催される「ネッツトヨタ山口 光店」へ向かうと、目抜き通り特有のガサツさが感じられず、妙にスッキリと視界が開けている事に気づく。この通りには電柱と、それに絡み付くクモの巣のような電線が見当たらないのだ。
ここ光市は全国で唯一「自然敬愛都市宣言」を掲げ、瀬戸内海と山々に囲まれた美しい自然を敬愛し、次世代に引き継ぐことを基本方針に盛り込んでいる。豊かな自然環境と調和した景観形成の一環として地中ケーブルを敷設する「無電柱化」が進められ、ネッツトヨタ山口 光店がある国道188号は、すっきりとした景観だけでなく、安全で住み良いランドスケープを実現させている。
ネッツトヨタ山口 光店に到着すると、昨年もお世話になった長光さん、内藤さんが出迎えてくれた。再会の挨拶もそこそこに、午後から行う予定のデモンストレーションで使う電気を補充するため、店頭の充電スペース「G-Station」で充電させていただく。
充電スタンドに「PHV Drive Support」メンバーズカードをかざして充電を開始。空っぽの状態から約1.5時間で満タンとなるが、充電が完了すると登録した携帯メールアドレスに通知が来るという便利な機能もあり、なかなかの優れものである。
午後から店内の特設会場でトークショーが始まると、夏休み最終日にも関わらず、若いファミリーを中心にお客様が集まってくれた。世界の環境最前線や、エネルギー施設を訪問した話題に、うなずきながら聞き入っている様子は、さすがに環境意識の高い光市民だなぁと感心させられた。
トークショーの後、店頭に停めたプリウスPHVにヴィークルパワーコネクター(VPC)を装着し、給電デモンストレーションが始まった。
“目にみえない電気”をどのように分かりやすく伝えるか…ボディに取り付けた電動シャワーや4連LED照明、シャボン玉マシーンなど、工夫をこらした電化製品を一斉に動かしプリウスPHVの“底力”を見ていただいた。
子供たちはトースターで焼いた“PHVトースト”を美味しそうに頬張りながら笑顔でシャボン玉と戯れていた。撮影用に飛ばしたマルチコプターも人気者で、上空から見るミニカーサイズのプリウスPHVの映像に釘付けになっていた。
おまけ
昼食をごちそうになったお店が印象深かったのでオマケ掲載。
長光さんごちそうさまでした。
明日は光市を離れ、九州へ上陸予定です。
今後のレポートもお楽しみに。