トヨタ飛行船エネルギー教室御船町立御船小学校

休み時間のチャイムが鳴ると、教室に囲まれたインナーコートに停めたプリウスPHVを目がけて、一斉に子供たちが掛け寄ってきた。充電中のプラグをじっと見つめる男の子、プリウスPHVの周りをぐるぐると走り続ける女の子。秋晴れの陽射しがスポットライトのように、その光景を照らし出していた。

今回のエコミッション最後の「トヨタ飛行船エネルギー教室」開催校は御船小学校だ。ここ御船町は古くから上益城地方の政治・経済・文化の中心地として栄えた歴史ある町。1979年に日本初の肉食恐竜「ミフネリュウ」の化石が発見されたことから、恐竜の里としても知られている。

早朝から雲ひとつない秋晴れに恵まれ、最高の気分で御船小学校に到着。今回の特別授業を担当していただいた谷川先生が笑顔で出迎えてくれた。インナーコートに入って行くと、ベランダに出ていた子供たちがプリウスPHVを見つけ、大きな声援で手を振ってくれた。

本田校長先生に充電をお願いすると、周りではしゃいでいた子供たちもお手伝い。校長先生と子供たちが親しげに並ぶ姿を見て、とても良い関係が築かれているのを感じた。

広い体育館に御船小学校350人の児童が入場。いよいよトヨタ飛行船エネルギー教室がスタート！ — 広い体育館に御船小学校320人の児童が入場。いよいよトヨタ飛行船エネルギー教室がスタート！

体育館では飛行船教室の準備も整い、子供たちが入場して来ると、おしゃべりをする事もなく静かに整列して床に座った。ひそひそと小声でつぶやく女の子に“どうして小さな声でしゃべっているの？”と訪ねると、今日は無駄なおしゃべりをしないで静かにしようと、みんなで約束して来たという。何とも微笑ましい御船小学校の子供たちが大好きになった。

いよいよ「トヨタ飛行船エネルギー教室」がスタート。オープニングで飛行船「エコミッション号」がふわりとテイクオフして子供たちの頭上を旋回すると、会場全体が喝采に包まれた。

「飛行船博士」天沼先生の丁寧な語り口で、環境にやさしい飛行船について学んだ後、横田さんが登場。エコミッションで巡った世界五大陸の話に子供たちの好奇心の扉は全開！クイズや楽しい話では元気いっぱい、環境の大切さの話には真剣な表情で耳を傾けていた。

インナーコートに停めたプリウスPHVに、電気を取り出す“ヴィークルパワーコネクター（VPC）”を装着。LED照明、電動シャワー、扇風機、信号機などを繋ぎ、災害の時にも役立つ1,500Wのパワーを体験してもらった。見てもらったお礼に、電動シャボン玉マシーンの登場。陽射しを浴びてキラキラ輝く泡が、子供たちの笑顔を一層輝かせていた。