中国



6月 10日 2011

山陰道は古代日本の行政区分「五機七道」のひとつで、都(機内)の日本海沿岸から西に延びた主要街道として重要な役割を果たして来た。有史以前から多くの倭人が暮らしていた遺跡が点在し、かつては日本の豪族文化の中心でもあったとされる、歴史ロマン漂う益田から出雲を訪ねた。

益田には万葉集の歌聖柿本人麻呂を祀った「高津柿本神社」が市内を一望できる鴨山に鎮座する。社務所に立ち寄って宮司さんにプリウスPHVの充電をお願いすると快く応じて頂いたので、充電している間に柿本神社の歴史などを伺う事にする。柿本神社は人麻呂ゆかりの神社とあって、歌道などの学問や農業、石見産紙の祖神として崇敬され、歴代天皇が歌道の上達を祈念して奉納した短冊和歌が重要美術品(国認定)として収蔵されており、地元をはじめ多くの参拝者が訪れているという。

宮司さんに“カチッ”と充電をお願いした

宮司さんに“カチッ”と充電をお願いした

晴天に恵まれた今日は、鳴き砂で有名な琴浜に代表される石英砂の白い砂浜の輝き、鮮やかなブルーの日本海を見せてくれる。江津市浅利海岸手前の小高い丘の切り通しを過ぎて視界が広がると、白い風車の行列が突然現れた。道路脇の空き地にプリウスPHVを停めて、心地よい風を受ながらゆっくりと回転する様を眺めていると、やさしく穏やかな気持ちになるから不思議だ。

江津市浅利海岸の風車と山陰本線

江津市浅利海岸の風車と山陰本線

大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀る出雲大社は、神話のふるさと出雲を代表するとともに、日本人の根底にある八百万神の象徴的な場所である。昨今のパワースポット人気で、若者の参拝客も増えているという。現在は60年ぶりの御修造となる『平成の大遷宮』が行なわれているため、本社は囲いに覆われて見る事は叶わなかったが、それでも境内の厳かなムードには圧倒される。

出雲大社拝殿の大注連縄

出雲大社拝殿の大注連縄

参拝を終えて帰り際に立ち寄った出雲そばを提供するお店で、LED街灯が出雲大社の駐車場にあると聞き、参道を引き返して見に行く事にした。今年3月にサンヨー電機が奉納した太陽光パネル発電+リチウムイオン蓄電タイプのLED街灯で、今後の増設が見込まれているという。他にも庁舎の壁にグリーンカーテンを植え込んで冷房効率を上げたり、食用廃油回収を行なったりと、一通りの取組みがなされているようだが、世界中から観光客が訪れる出雲市のような自治体では、最先端の技術を導入した環境保全活動を行ない「環境立国日本」をアピールしてもらいたいと思う。

■明日は米子自動車道から中国自動車道を経由して岡山へ。


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6月 9日 2011

清流高津川河口に広がる三角州には、山海の豊富な恵みを求めて古代人が暮らした遺跡が連なり、肥沃な土壌を活かした稲作も早くから行なわれていたという。近年の道路整備による工事で、新たに多数の墳墓も発見されるなど、河口文明が発達して多くの豪族が誕生した歴史ロマンあふれる益田市を訪れた。

梅雨の中休みなのか、今日も朝から青空が広がり、ジリジリとした日差しは真夏そのもの。東京を出発してから雨に降られることもなく旅人には好都合だが、農繁期にむけて水不足が心配になってくる。益田市街から東へ5分程走ると、こんもりとした里山の麓に広がる田園風景の中に、鮮やかなブルーのサインが目を引く「ネッツトヨタ島根 益田店」が見えてきた。山陰道と益田街道が交わる好立地に新築されたばかりの店舗に到着すると、店長さんはじめスタッフの皆さんが元気に出迎えてくれた。

店長さんにプラグインしていただいた

店長さんにプラグインしていただいた

ジムカーナレースができそうな程広大な駐車スペースから、プリウスPHVを店舗入口に移動して、早速店長さんに“プラグイン”していただいた。充電している間にスタッフ皆さんからは、充電方法や走行フィール、インフラ普及状況にいたるまで様々な質問が寄せられ、PHV談義に花が咲く。一般発売を半年後に控え、より多くの情報を得ようとする真摯な姿が印象的だ。

プリウスPHV談義に花が咲く

プリウスPHV談義に花が咲く

満タン近くまで充電した所で、スタッフの皆さんに試乗してもらう事にした。EVモードだけでスルスルと走る滑らかな加速感がすばらしく、発売がより楽しみになったと嬉しい感想が聞かれ、プリウスPHVが次世代を牽引するクルマになる事は間違いないと確信した。

■明日は山陰道ドライブレポートをお届けする予定です。
 お楽しみに!


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6月 8日 2011

広葉樹の原生林が覆う山々に囲まれ、抜群の水質を誇る高津川源流部にある津和野町(旧日原町)は、日本有数の「光害」が少ない夜空が望める事から、国内初の公開型天文台として人気の「日原天文台」が開設されるなど、素晴らしい自然環境に恵まれている。季節ごとに移り変わる中国山地の大パノラマを見上げる静かな谷間の町で、“ふるさと教育”を目標に掲げ、日原のひと・もの・ことを活用した学習活動を通して、自立心と心の豊かさをもつ子ども達を育んでいる「津和野町立日原小学校」を訪れた。

エコクイズに手を挙げて答える子供たち

エコクイズに手を挙げて答える子供たち

飛行船アンペルマン号のナビゲートで身近なエコを学ぶ「エコキッズ飛行船教室」が、新築間もないピカピカの体育館で開催された。飛行船が子供たちの頭上をゆっくりと飛び回る時も、環境クイズに手を挙げて答える時にも、少人数ながらマンモス校にも引けを取らない大歓声がわき起こり、屈託の無い笑顔があふれていた。

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■明日は益田市のトヨタディーラー訪問の様子をレポートします。
 お楽しみに。


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