九州で今年2回目の「飛行船教室」を開催するため、佐賀城の隣にある「佐賀市立赤松小学校」を訪ねた。佐賀城本丸を望み、夏には蓮花が咲き誇るうつくしいお堀の傍らに建つ校門は、佐賀城を模した銀に輝く甍(いらか)に堂々とした風格を感じる「しゃちの門」。赤松小学校の児童たちは6年間この門をくぐりながら成長していく。
「しゃちの門」をくぐり。出迎えてくださった先生に話を伺うと、この小学校はもともと佐賀城本丸の跡地にあったが、本丸復元の際、現在の場所へ移転したとの事で、地元では“赤松小学校と言えばお城”というほど佐賀城に縁深い小学校だという。「がばいばあちゃん」のヒットで知られる漫才師の島田洋七さんは、佐賀城の校舎で学んだ卒業生というこぼれ話もいただいた。
体育館が児童580人の熱気で満ちあふれる中、いよいよ飛行船が登場し「飛行船教室」が始まった。大歓声が沸き上がる中をスイスイと飛び回る姿に、はじけるような笑顔がこぼれる。環境負荷の少ない飛行船を通じて、身近なエコについて考える話にも熱心に耳を傾ける子供たちの瞳はキラキラと輝いていた。
下校時間を告げるチャイムが鳴ると、子供たちが一斉に校庭へ飛び出してきた。体育館前に停まっているプリウスPHVを見つけ、プラグに触れては感激、座席に座っては感動を全身で表しながら、次世代のクルマにいつまでも見入っていた。
category: ECO-MISSION2011,九州
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