九州へ上陸後初めての週末、“電気くださ〜い!”と、トヨタディーラーを巡る事にする。昨夜シトシトと降り続いていた雨も上がり、薄日の差し込む気持ちのよい朝だ。芽吹いたばかりの薄緑色の山々の背景に、街路脇に植え込まれたツツジの紅色、田んぼを埋め尽くすレンゲソウのピンクがアクセントになって、うきうきとした春の気分を高揚させてくれる。今日もすばらしい出会いが待っているだろう。
鹿児島トヨタ 中山店
鹿児島市街中心部から西へ10分程クルマ走らせると、里山の麓に広がる田園といったのどかな風景の中、ニュータウン整備とともに拡張工事が行なわれている道路沿いに「鹿児島トヨタ中山店」の大きな店舗が見えてきた。(中山は、この辺りの地名で、“なかやま”ではなく“ちゅうざん”と読む。)プリウスPHVの到着を待っていてくれたスタッフが笑顔いっぱいのお出迎え。早速、店長さんに“電気くださ〜い!”と充電をお願いし、鹿児島ディーラー訪問リレーの1日が始まった。
トヨタカローラ鹿児島 本店
海岸線を目指して移動し、みなみかごしま駅にほど近い「トヨタカローラ鹿児島本店」が次の訪問先。南国鹿児島らしいフェニックスや椰子の街路樹の向こうに雄大な桜島が見える大通りに面した、オレンジのコーポレートカラーが目をひく大型の店舗だ。ここでも短時間ではあったが充電させていただき、良い出会いがあった。
ネッツトヨタ南九州 与次郎中央店
先ほどの大通りを外れて海沿いの道を進む。桜島がさらに近づいて見えてきたなと思った瞬間、山頂からぱっと噴煙があがった。移動中で音を聞くことは叶わなかったが、名物の噴火を見る事ができて興奮気味に次の訪問先「ネッツトヨタ南九州与次郎中央店」に到着。スタッフに噴火の事を話すと、あれは噴火ではなくちょっと吹いた程度の事らしい。どーんという音とともに、窓ガラスがビリビリと振動するのが本当の噴火だという。恐れ入りました。
ネッツトヨタ 城南本店
鹿児島最後の訪問先は、桜島へ渡るフェリー埠頭に程近い「ネッツトヨタ城南本店」だ。見上げるような桜島に圧倒されながらプラグインしていただいた。新人スタッフにプリウスPHVの事を話てほしいとの要望に応えて、充電方法や走行フィールなどを伝えている最中に、またもや噴煙があがった。音は聞こえなかったので「ちょっと吹いた」噴火の子ども版といった所だろうが、間近で見る噴煙は、やはり迫力があった。
次の訪問地、鹿屋市へ移動するため桜島フェリーに乗船することにした。
桜島フェリーは昼間15分間隔、深夜60分間隔の24時間運航を行っており、約3.5kmの距離を約13分で結んでいる。鹿児島市街地から桜島や大隅半島に行く際、鹿児島湾に沿って陸路を行くのに比べ、大幅に時間を短縮できる。長距離フェリーのように車検証のチェックとか、乗船名簿記入など面倒な手続きはなく、道路からそのまま船に乗り込み、到着後は高速道路の料金所のようなゲートで支払いを済ませるだけの簡素なシステムだ。それでも船から見える桜島の圧倒的な存在感や、鹿児島湾の美しい景色を充分に堪能できた。
category: ECO-MISSION2011,九州
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