大阪市水道局が「水都大阪2009」の開催を記念して販売を開始した、水道水のペットボトル飲料「ほんまや」が、5月にベルギーで開催された「モンドセレクション第50回ワールドセレクション」において金賞を受賞したという報道を耳にし、「ほんまや」の美味しさの秘密を知るため大阪市水道記念館を訪れた。
赤煉瓦と御影石の美しい外観の歴史的建造物「水道記念館」は大正3年に稼働を始めた「旧第1配水ポンプ場」を保存活用したもので、大阪市の水道の歴史について楽しみながら学ぶことができる科学館として人気の施設だ。今日も社会科見学の小学生や家族連れなどが訪れ、ゲーム感覚で体験しながら学べる展示内容に歓声を上げながら水道について学んでいた。また、日本動物園水族館協会加盟の淡水魚水族館として、琵琶湖・淀川水系の淡水魚、貝類を飼育・展示もしており、大阪の水道を取り巻く事象を幅広く知る事ができる。
施設を案内していただいた水道局総務部の山元さんは「ほんまや」についてこう語る。
「美しい“水の都”大阪の復興を広く伝える中で“ほんまや”を通じ、安全でおいしい水道水があることを、理解していただくために開発・販売しました。自治体が製造・販売する飲料水がモンドセレクション金賞を受賞するのは“ほんまや”が初めてで、さらに多くの方々に知っていただけた事が嬉しいですね。」
モンドセレクションのメダル入りボトルの発売予定はないのかを訪ねると、
「東北の被災地へお送りする対応が最重要と考えておりましたので、これから検討して行きたいと思います。被災地へ複数回に渡って“ほんまや”を送らせていただきましたが、500ml入りボトルは医療関係の現場で重宝されているそうです。被災地の1日も早い復興をお祈りしています。」
おいしい水道水を知ってもらうために開発された「ほんまや」はモンドセレクション金賞という追い風を受け、販売総数は100万本を越えて絶好調。市内のコンビニや自販機など売場も拡大し、人気はさらに加速を続けている。
急なお願いにも関らずご対応いただいた大阪市水道局総務部総務課の山元さん。
ありがとうございました。
大阪へ移動途中、昨年のエコミッションでお世話になった明石市役所へ立寄ってご挨拶させていただきました。明石市が新たに取り組もうとしている環境対策などの意見交換など、短い時間ながら内容の濃い再会でした。上田さんはじめ、皆さんありがとうございました。
明日は平城遷都1300年祭に湧く、奈良からレポート予定です。お楽しみに。
category: ECO-MISSION2011,近畿
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