先日訪ねた“最北端のGazooMura”北海道下川町から初雪の便りが届いた。冬の到来を間近に控え、今シーズンの冬タイヤ選びを考えている方も多いと思うが、グッドイヤーが主力スタッドレスタイヤとして好評を得ている「アイスナビゼアll」の走行性能を知ってもらおうと、トヨタ部品茨城共販主催、日本グッドイヤーのサポートの下、茨城県下の販売店各社を招いてアイスバーン走行体験&トークイベントが開催された。
3台の大型バスに便乗した販売店の方々がイベント会場の「磐梯熱海アイスアリーナ」に到着。アイスバーン走行体験が行われる屋内スケートリンクに集合していただき、トヨタ部品茨城共販の神賀部長の挨拶でイベントがスタートした。固く引き締まった氷の張る会場の温度は8度とかなり冷え込むため、参加者全員が真冬の装いだ。氷上では、グッドイヤー「アイスナビゼアll」と競合他社のスタッドレスタイヤを履いた3台のクルマが準備され、「発進」「スラローム」「制動」と、タイヤ性能を計る各セクションが設けられている。コース説明の後、いよいよ試乗会がスタート。いわゆる「ブラックアイス」のツルツル路面を想定した氷上走行だが、近年のスタッドレスタイヤは驚くほど路面を捉え、普通の舗装路を走っているようにスムーズにコースに並ぶパイロンの間をすり抜けて行く。しかし、タイヤの限界を知るためラフにアクセルを開けて見ると、たちまちタイヤは空転してあらぬ方向にクルマが滑り出し、コントロールが難しくなる。いくら高性能スタッドレスタイヤを履いているとはいえ、アイスバーンや圧雪路では「ゆっくり発進・ゆっくり回頭・ゆっくりブレーキ」が基本である事も体験してもらっていた。
プリウスPHVが充電している様子を見てもらおうと、会場の玄関先に停めてケーブルのセッティングを済ませ、トヨタ部品茨城共販の神賀部長に“プラグイン”していただいた。“カチッ”という手応えの後、充電量を見えるように開発した「エナセンサー」の電気料金のカウンターが動き出すと、周囲に集まっていた皆さんも興味深くそれを見ていた。クルマ業界の方ばかり集まったイベントだが、一般発売前のプリウスPHVを初めて見る方がほとんどで、充電時間や走行可能距離などの質問はもちろん、エンジンルームや荷室の隅々までチェックが及び、発売が間近に迫ったプリウスPHVを知っていただく良い機会になった。
別棟の会議室では「エコ・トークイベント」と銘打って、我々チームACPがこれまでに巡ってきた各地の環境最前線や、プリウスPHVが開く新しいエネルギー社会に関する講演が行われた。参加された皆さんには、プロジェクターに映し出される世界中の写真を見ながら、話に耳を傾けていただいた。20代とおぼしき熱心な参加者も多かったので、若いチカラでクルマ業界を牽引する次世代の活躍にも期待が持てるだろう。「スタッドレスタイヤ販売講習」を含めた各プログラムに、参加者多数のため3つのグループに分かれて交代で参加しながら、クルマ業界の“冬仕度”とも言えるイベントは陽が落ちて暗くなるまで続いた。一般の方が参加することはできないが、クルマを運転する全ての方々のために、業界関係者がこういったイベントで新しい知識を得ようとする熱意が感じられ、有意義な時間を共有する事ができた。しばらくするとこの周辺も雪景色に変わり、グッドイヤー「アイスナビゼアll」が活躍する日も近いだろう。雪道ではくれぐれも「ゆっくり発進・ゆっくり回頭・ゆっくりブレーキ」を忘れずに。
スタッドレスタイヤ試乗会&トークイベント@磐梯熱海アイスアリーナ
Music by DEPAPEPE
category: ECO-MISSION2011,東北
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