目を覚まして外を見ると、暗灰色の空の下で街路樹のポプラが大きく揺れるたびに落ち葉が舞い上がり、窓ガラスに水滴がぶつかっては滑り落ちる生憎の空模様だ。昨日はネッツトヨタ道都 中央店にプリウスPHVを置いたまま、サポートカーの30系プリウス(エコ・キャンプ@オーストラリア仕様)に4人乗車で宿泊先へ戻った。通常は20分程掛かる展示準備もないため、少しゆっくりした朝のスタートとなった。すでに見慣れた景色となった3kmほどの道のりからは、札幌オリンピックで人気を博した大倉山ジャンプ競技場や、紅葉をまとったピラミッドのような三角山を望む事ができるが、今朝は雨に霞み、その輪郭だけがゆっくりと近づいて来る。
ネッツトヨタ道都 中央店に到着すると、販売スタッフ全員がキビキビとした動きで開店準備に取り掛かっていた。サービス工場を覗くと、こちらでもネッツブルーのツナギ姿が縦横無尽に走りまわり、来店されるお客様の期待に応えようと入念な準備をする姿が見られ、悪天候を忘れさせてくれるような清々しい気持ちにさせられた。来週あたりから冬の気配が近づく予報が出ているので、タイヤ交換に来店するユーザーも多いのかも知れない。我々もプリウスPHVのドアを開けて各所をチェックし、充電ケーブルをコンセントに差し込んで展示イベント最終日がスタートした。
開店してしばらくすると、TVh テレビ北海道さんが取材に訪れてくれた。“プラグイン”の様子を取材したいというので、今年入社したという新人ショールームスタッフの吉田さんにモデルに扮して撮影に協力していただいた。笑顔が素敵なフツーのお嬢さんに見える彼女だが、プリウスPHVの初走100kmの燃費が57km/Lである事を言い当てた勉強家で、昨日から積極的にあれこれ質問を繰り出す積極的な面も持ちあわせていて、TVカメラの前でも全く動じず、にこやかに振舞っているのには関心させられた。ネッツトヨタ道都さんが地元札幌ユーザーの信頼を得ている理由は、彼女のような芯の強い素晴らしいスタッフに恵まれているからに違いないと思った。
ふと気づくと灰色の雨雲が強い風に吹き飛ばされたのか、コバルトブルーの澄んだ青空が広がり、吹き抜けの大きなウインドウから眩しいほどの光線が差し込んでいる。昨日に引き続き、家族連れのお客様で華やいだムードの展示ブースでは、日本グッドイヤー「飛行船お絵かきコーナー」を併設し、たくさんのちびっ子達に未来の飛行船を描いてもらった。用紙からはみ出す程元気いっぱいの絵や、緻密に細部まで描かれたものなど、びっくりするような名作、珍作が勢ぞろいして終日賑わいを見せていた。また、来店された多くの方が東日本大震災応援フラッグに温かいメッセージを寄せてくれて、お昼を過ぎた頃には日本地図を型どった北海道の部分がびっしりと埋め尽くされた。
明日は函館からフェリーで本州へ渡り東北地方を巡った後、月末には日本中の温かいメッセージを載せたフラッグを被災地へお届けする予定です。ネッツトヨタ道都 中央店を訪れてくださったお客様、お世話になったスタッフの皆さん。何度でも訪れたい素晴らしい街「札幌」で出会った全ての方々に感謝しています。
この2日間ありがとうございました。
category: ECO-MISSION2011,北海道
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