昨日にも増して朝から気温が高く、少し動いただけで汗ばむような陽気だ。雲ひとつない晴天で車内の気温も30度に近い。さすがにエアコンの出番となるが、あまり電気を消費したくないので設定温度を高めでスイッチを入れた。
昨夜のうちに、訪問する予定のトヨタディーラー5店舗の場所を確認し、できるだけEVモードで移動できるようルートを決めた。4店舗目までは、電気だけで行けそうだが、最後に訪問する名護までは44kmと、フル充電でも届かない距離だ。もしも電気自動車なら、ここで諦めるしかないのだが、プリウスPHVはバッテリーが空になっても現行プリウスと同様、ハイブリッドカーとして低燃費でどこまででも移動できる。何より、バッテリー残量を気にしながら走らなければならないストレスとは無縁なのだ。
スタートしてから4店舗目でEVモードから切り替わり、4日ぶりにエンジンが回るのをメーターのインフォメーションで知る。というのも、メーターを見ていなければ、切り替わった事を感じるのが難しいほどスムーズに移行し、全てはプリウスPHVが最適なタイミングで自動処理してくれるため、意識する必要も無い。沖縄滞在中にどれだけ燃料が消費されるのか知るため、すぐにガリンスタンドで満タン給油した。消費量の結果は2日後、フェリーで沖縄を離れる時に再び給油して、満タン法で計測後に報告したいと思う。
沖縄トヨタ 北谷店/トヨタカローラ沖縄 美浜店
週末には観光客や家族連れで賑わう美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジに隣接する「沖縄トヨタ 北谷店/トヨタカローラ沖縄 美浜店」は、トヨタ店とカローラ店がひとつ屋根の下で営業しているユニークな店舗だ。エントランスこそ分かれているが店内でフロアが繋がっており、両店を自由に行き来しながら多くの車種を一度に見比べることが出来る。プリウスPHVはカローラ店側で充電をさせていただいた。短い時間だったが、何組かのお客様にも充電中の様子を見てもらう事ができた。
沖縄トヨペット 中部店
海岸を離れて内陸へ入ると、琉球時代の重要な拝所とされる知花グスク跡そばに「沖縄トヨペット 中部店」がある。他のトヨペット店同様に、店舗は丁寧に手入れされた植物が配され、来店客の心をなごませている。小さな手作りのビオトープには水草が植えられ、見え隠れする金魚が涼しげだ。また店舗脇にはオクラなどの野菜も栽培されており、来店客へお裾分けする事もあるという。愛情いっぱいの緑に囲まれて、心地よい時間がすごせた。
トヨタカローラ沖縄 中部店
新設された美里大通りを進むと「赤道」という晴天の沖縄に相応しい交差点を通過し、ほどなく「トヨタカローラ沖縄 中部店」に到着した。区画整理された広い敷地にコーポレートカラーのオレンジが青空と見事なコントラストで爽やかな印象だ。さっそく広い軒下の駐車スペースで「電気くださ〜い」とプラグインさせていただいた。休日に訪れていた家族連れを中心としたお客様も、充電中のプリウスPHVの関心は高く、プラグを差し込む度に笑顔が溢れていた。
トヨタカローラ沖縄 名護店
八重岳を望み、コバルトブルーも美しい名護湾側の「トヨタカローラ沖縄 名護店」を訪問した。充電させていただいく間に海岸を散策すると、自然石を積み上げた消波堤から、地元の小学生がダイブしていた。東江(あがりえ)小学校6年生の友達で海遊びに来ているという。
「今年はいつもより寒いから、おととい初めて潜りにきました。でも寒くてすぐに服着て帰ったよ。今日は暑くて良かった、魚もいっぱい見れたしね。」
イガグリ頭の少年たちの瞳は、名護湾の水のように澄んでいた。
■国道58号線を北上するプリウスPHV
category: ECO-MISSION2011,沖縄
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