4月 12日 2011

福岡市街上空は頻繁に飛行機が飛び交う。ましてや宿泊先は空港のすぐ側にあるので、着陸態勢でフラップを立ててメインギアをゆっくりと出しながら頭上を通り過ぎる巨大な機体を見る事ができる。どこからやってきたのか、どこへ飛び立つのか、などと想像力が掻き立てられ、いつまでも見飽きる事はない。

自然との共生についてDJ EIJIさんと語った

自然との共生についてDJ EIJIさんと語った

エコミッション2011@ジャパンを地元のラジオ番組で取上げてくださるというので、収録のためFM福岡を訪れる事にした。せっかく中心街へ出掛けるので、昨年のエコミッション2010@ジャパンでも利用させていただいた福岡市役所前の充電ステーションで“電気くださ〜い!”をお願いしようと、福岡市環境局温暖化対策課へ連絡すると、お世話になった担当の「かくさん」が玄関先まで出て来てくれた。お言葉に甘えてラジオ番組を収録している間に充電させていただき、徒歩で10分ほどのFM福岡へ向かった。

パーソナリティーの「DJ EIJI」さんは自然と遊ぶサーファーとして、環境保全にも見識が高く、“人とクルマと自然との共生”というテーマを掲げて、エコミッションで巡った世界中の環境最前線の話に熱心に耳を傾けてくれた。昨年訪れた宮城県女川町が津波による甚大な被害を受けた事を話し、精一杯の支援の後、どのようなインフラが必要なのか考える事が大切で、特に電気に関しては、住宅ごとに自然エネルギー発電を行ない、電気をクルマと有効に共有しようという「スマートグリッド」を今こそ日本にという考えに、DJ EIJIさんも共感していただけた。DJ EIJIさんはラジオをはじめとする多くのメディアで、東日本大震災の支援を呼び掛けており、個人的にも支援活動を行なっているという。

震災後、意気消沈といった感が否めない東京からやってきた目に、福岡の街は活気に満ちて映る。花々が咲き誇り、春爛漫に誘われて多くの人が通りへ繰り出して活気がある。東京も元気に胸をはって歩き出し、経済活動を活性化しなければ、被災地を支援することも新しいエネルギーインフラを整備する事もできないだろう。もうすぐ被災地にも春が訪れ、桜が開花する頃だ。


category: ECO-MISSION2011,九州

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