九州



4月 14日 2011

長崎自動車道を走るプリウスPHV

長崎自動車道を走るプリウスPHV

長崎自動車道を南下すると、長崎と佐世保方面に分岐する武雄ジャンクションを過ぎた辺りで「嬉野IC」の看板が見えてくるが、ここを通過するたびにウキウキとした気分になる。“うれしの”という響きのせいもあるだろうが、この先にある長い俵坂トンネルを越えた先に広がる、すばらしい景色を期待しての事だ。今日は抜けるような晴天、暗がりの先に見える半円形の光がぱっと弾け、瞳孔が収縮するのを感じた瞬間、強い日差しをはね返してキラキラと輝く大村湾の眺望が広がっていた。

ウインドウを全開にして大村湾沿いを走ると、夏を思わせる熱い風が吹き込み、街路樹のフェニックスが異国情緒のような錯覚を起こさせる。爽快なドライブを楽しみながら諫早を経由して今日の宿泊先、長崎に到着した。

長崎平和公園に到着

長崎平和公園に到着

長崎の中心街を通過して、平和公園を訪れた。初めて目にする平和祈念像は予想外に大きく、憂いを持った表情が印象的だ。原爆投下の様子を記した碑を見ていると、当時の人口24万人中、73,884人の尊い命が奪われたとある。東日本大震災の犠牲者数の倍以上の方が、たった一発の原爆投下で命を失ったのかと思うと、やるせない気持ちでいっぱいになった。どうか過ちを繰り返さないで欲しいと願うばかりだ。

近代的な建造物が並ぶ長崎港

近代的な建造物が並ぶ長崎港

宿泊先から徒歩で長崎港へ出掛けた。夕方が近いのだが、家族連れやカップルなど多くの人が海浜公園に繰り出している。ゆっくりと揺れながら停泊するヨット、ボール遊びに興じる子供達の笑い声、のんびりと犬を散歩させている老夫婦など平和そのものといった光景だ。やがて空が薄紅色に染まり、太陽が稲佐山へと沈んで行った。

■散り行く桜と浦上天主堂


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4月 13日 2011

福岡へ来てから連日晴天が続いている。朝夕は肌寒いものの、昼間の陽が当たる場所では上着が邪魔になるほどポカポカと暖かい。平日にも関らず、この陽気に誘われてか福岡の中心街天神は多くの人で賑わいを見せている。今日も福岡市役所を訪れてプリウスPHVに充電をお願いしている間、お隣にある“アクロス福岡”を訪れた。

春の陽気に誘われて

春の陽気に誘われて

お弁当を持ち寄ってピクニックを楽しむ人で賑わう天神中央公園に隣接するアクロス福岡は、屋上緑化の進化形とも言える“本当の森”を目指して設計されたステップ形状のビルだ。オープンした1981年当初、苗木だった樹木はすっかり様変わりして、見事な“天神の森”へと成長を遂げ、その存在感に圧倒されるほどだ。そして深い緑が覆い尽くす外観とは対照的に、太陽光が取り込まれ、光に満ちあふれた屋内は、本格的なコンサートホールや店舗・オフィスなど、さまざまな施設が入居してひとつの街を形成し、天神のランドマークともなっている。

壁をつたい循環する水に触れる地元高校生“まりかさん”と“みずきさん”

壁をつたい循環する水に触れる地元高校生“まりかさん”と“みずきさん”

地元高校生と連れだって、天神の森「アクロス福岡」を散策することにした。天神中央公園側のゲートを入ると、空気感が変わり、森の香りが辺りを包みこむ。スロープを昇るほどに深い森へと入っていく感覚に捕われ、木々の間から見え隠れするビル群との対比が、何とも不思議な気分にさせてくれる。生態系を考慮して植えられた樹木は50,000本/38種にものぼり、まさに「都会の生きた植物図鑑」。中心街でトレッキングを楽しみながら、多様な植物の葉っぱや花々と間近に触れあい、そこに集まる昆虫、野鳥の観察まで出来るとは、何と贅沢な事だろうか。さらに最上部まで行けば背振山地を一望し、釜山へ向かう高速船が博多湾を出港するのが見える大パノラマのおまけまで付いているのだ。

意外にもここで出会う人は疎らで、数組のカップルとすれ違うだけだった。遥かに見下ろす都会の喧噪とは別世界の森で、ゆったりとした時間を過ごしながら、森の環境について考えるきっかけを与えてくれる素晴らしい場所を、もっと多くの人に訪れていただきたいと思う。

一緒にアクロス福岡を散策してくれた、地元高校2年生の“みずきさん”“まりかさん”
楽しい時間をありがとう。


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4月 12日 2011

福岡市街上空は頻繁に飛行機が飛び交う。ましてや宿泊先は空港のすぐ側にあるので、着陸態勢でフラップを立ててメインギアをゆっくりと出しながら頭上を通り過ぎる巨大な機体を見る事ができる。どこからやってきたのか、どこへ飛び立つのか、などと想像力が掻き立てられ、いつまでも見飽きる事はない。

自然との共生についてDJ EIJIさんと語った

自然との共生についてDJ EIJIさんと語った

エコミッション2011@ジャパンを地元のラジオ番組で取上げてくださるというので、収録のためFM福岡を訪れる事にした。せっかく中心街へ出掛けるので、昨年のエコミッション2010@ジャパンでも利用させていただいた福岡市役所前の充電ステーションで“電気くださ〜い!”をお願いしようと、福岡市環境局温暖化対策課へ連絡すると、お世話になった担当の「かくさん」が玄関先まで出て来てくれた。お言葉に甘えてラジオ番組を収録している間に充電させていただき、徒歩で10分ほどのFM福岡へ向かった。

パーソナリティーの「DJ EIJI」さんは自然と遊ぶサーファーとして、環境保全にも見識が高く、“人とクルマと自然との共生”というテーマを掲げて、エコミッションで巡った世界中の環境最前線の話に熱心に耳を傾けてくれた。昨年訪れた宮城県女川町が津波による甚大な被害を受けた事を話し、精一杯の支援の後、どのようなインフラが必要なのか考える事が大切で、特に電気に関しては、住宅ごとに自然エネルギー発電を行ない、電気をクルマと有効に共有しようという「スマートグリッド」を今こそ日本にという考えに、DJ EIJIさんも共感していただけた。DJ EIJIさんはラジオをはじめとする多くのメディアで、東日本大震災の支援を呼び掛けており、個人的にも支援活動を行なっているという。

震災後、意気消沈といった感が否めない東京からやってきた目に、福岡の街は活気に満ちて映る。花々が咲き誇り、春爛漫に誘われて多くの人が通りへ繰り出して活気がある。東京も元気に胸をはって歩き出し、経済活動を活性化しなければ、被災地を支援することも新しいエネルギーインフラを整備する事もできないだろう。もうすぐ被災地にも春が訪れ、桜が開花する頃だ。


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