九州



4月 11日 2011

九州自動車道を北上する

九州自動車道を北上する

鹿児島、鹿屋のカーディーラー訪問を終え、今日は移動日。
南九州の桜はすでに新緑に変わり、ツツジが見頃を向かえている。九州自動車道溝辺鹿児島空港ICから一路福岡へ向かうと、九州山脈を横切り八代海へ抜ける山江サービスエリアを過ぎた辺りで「この先27のトンネル」のサインボードが目に止まった。晴天の今日は眩しいほどの光とトンネルの暗さが交互に繰り返され、眼にストレスを感じながらのドライブとなるが、トンネルの合間に見える山並みは、芽吹いたばかりの新緑が美しい風景を描き出していた。

北上するにつれて時間を遡るように桜の花が枝へと戻っていき、最後のトンネルを越えた途端、季節をひとつ戻したように見事な桜並木に目を奪われる。盛りを過ぎたとはいえ、こんもりとした白い花びらがハラハラと舞い、フロントガラスの後方へ滑って行く中を上機嫌で走り抜け、福岡の宿泊先へ到着した。


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4月 10日 2011

朝から青空が広がり、年間平均気温が17度を越えるという温暖な気候の鹿屋は、初夏のような陽気だ。大型商業施設が建ち並ぶ大通り沿いに、今日の訪問先「鹿児島トヨペット 鹿屋支店」がある。休日の販売イベントが開催中とあって、店頭にはヨーヨー釣り、ストラックアウトなどのゲームや、ポップコーン、ジュースコーナーなど盛りだくさんで、縁日のような賑やかさだ。開店と同時にお客様が続々と来店し、店内は大混雑。全国各地のカーディーラーで販売イベントを見て来たが、これほどまでに活況なのは初めてだ。

スタッフの多くが祭法被姿

スタッフの多くが祭法被姿

早速“電気くださ〜い!”と充電を始めると、プリウスPHVにも常に人が集まり、充電方法やEVモードでの走行距離、発売時期などを熱心に質問する方が多く、関心の高さが伺えた。

女性スタッフに“電気くださ〜い”

女性スタッフに“電気くださ〜い”

3時間で充電が完了。来店していたお客様とスタッフが同乗し、5km程のミニ試乗会を体験していただいた。EVモードで音も無くスタートし、力強く加速して行くプリウスPHVに感心する言葉が多く聞かれ、一般発売前に試乗できるチャンスに出会った事を喜んでいただけたようだ。

早朝、目が覚めて窓を見ると、白み始めた空に大きな機影が横切るのが見えた。4発のエンジン音を共鳴させているのでP-3Cだろうか。ここ鹿屋市には海上自衛隊鹿屋航空基地が置かれ、国防の一大拠点都市としての役割を担っている。防衛省のWebサイトによれば東日本大震災の復興活動に鹿屋航空基地からも多くの隊員が参加し、尽力しているという。厳しい状況の中、黙々と活動する自衛隊の姿を見る度、胸が熱くなり頭の下がる思いがする。

「エコミッション2011@ジャパン」では日本全国を巡りながら、横断幕に被災地に向けた応援メッセージを寄せ書きして頂き、義援金とともに被災地へ届ける「がんばろう、日本!」プロジェクトを行なっています。

■鹿屋を後に鹿児島湾沿いを走るプリウスPHV


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4月 9日 2011

九州へ上陸後初めての週末、“電気くださ〜い!”と、トヨタディーラーを巡る事にする。昨夜シトシトと降り続いていた雨も上がり、薄日の差し込む気持ちのよい朝だ。芽吹いたばかりの薄緑色の山々の背景に、街路脇に植え込まれたツツジの紅色、田んぼを埋め尽くすレンゲソウのピンクがアクセントになって、うきうきとした春の気分を高揚させてくれる。今日もすばらしい出会いが待っているだろう。


鹿児島トヨタ 中山店
鹿児島トヨタ 中山店

鹿児島トヨタ 中山店

鹿児島市街中心部から西へ10分程クルマ走らせると、里山の麓に広がる田園といったのどかな風景の中、ニュータウン整備とともに拡張工事が行なわれている道路沿いに「鹿児島トヨタ中山店」の大きな店舗が見えてきた。(中山は、この辺りの地名で、“なかやま”ではなく“ちゅうざん”と読む。)プリウスPHVの到着を待っていてくれたスタッフが笑顔いっぱいのお出迎え。早速、店長さんに“電気くださ〜い!”と充電をお願いし、鹿児島ディーラー訪問リレーの1日が始まった。


トヨタカローラ鹿児島 本店
トヨタカローラ鹿児島 本店

トヨタカローラ鹿児島 本店

海岸線を目指して移動し、みなみかごしま駅にほど近い「トヨタカローラ鹿児島本店」が次の訪問先。南国鹿児島らしいフェニックスや椰子の街路樹の向こうに雄大な桜島が見える大通りに面した、オレンジのコーポレートカラーが目をひく大型の店舗だ。ここでも短時間ではあったが充電させていただき、良い出会いがあった。


ネッツトヨタ南九州 与次郎中央店
ネッツトヨタ南九州 与次郎中央店

ネッツトヨタ南九州 与次郎中央店

先ほどの大通りを外れて海沿いの道を進む。桜島がさらに近づいて見えてきたなと思った瞬間、山頂からぱっと噴煙があがった。移動中で音を聞くことは叶わなかったが、名物の噴火を見る事ができて興奮気味に次の訪問先「ネッツトヨタ南九州与次郎中央店」に到着。スタッフに噴火の事を話すと、あれは噴火ではなくちょっと吹いた程度の事らしい。どーんという音とともに、窓ガラスがビリビリと振動するのが本当の噴火だという。恐れ入りました。


ネッツトヨタ 城南本店
ネッツトヨタ 城南本店

ネッツトヨタ 城南本店

鹿児島最後の訪問先は、桜島へ渡るフェリー埠頭に程近い「ネッツトヨタ城南本店」だ。見上げるような桜島に圧倒されながらプラグインしていただいた。新人スタッフにプリウスPHVの事を話てほしいとの要望に応えて、充電方法や走行フィールなどを伝えている最中に、またもや噴煙があがった。音は聞こえなかったので「ちょっと吹いた」噴火の子ども版といった所だろうが、間近で見る噴煙は、やはり迫力があった。


次の訪問地、鹿屋市へ移動するため桜島フェリーに乗船することにした。
桜島フェリーは昼間15分間隔、深夜60分間隔の24時間運航を行っており、約3.5kmの距離を約13分で結んでいる。鹿児島市街地から桜島や大隅半島に行く際、鹿児島湾に沿って陸路を行くのに比べ、大幅に時間を短縮できる。長距離フェリーのように車検証のチェックとか、乗船名簿記入など面倒な手続きはなく、道路からそのまま船に乗り込み、到着後は高速道路の料金所のようなゲートで支払いを済ませるだけの簡素なシステムだ。それでも船から見える桜島の圧倒的な存在感や、鹿児島湾の美しい景色を充分に堪能できた。


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