北海道



10月 7日 2011

土砂降りの雨の中、大洗港へ

土砂降りの雨の中、大洗港へ

北海道まで、陸路を青森まで走るか、カーフェリーで海路を行くか悩んだが、体力を温存するため車ごとフェリーで北海道に行くことにした。

残念ながら、首都圏から北海道行きのカーフェリーは茨木県大洗港まで行かないと乗船できない。朝から怪しげな空模様だったが、昼すぎに新横浜を出発して、湾岸線に入った頃から土砂降りになった。せわしなく動くワイパーの隙間から高層ビルが霞んで見える。そのうち小降りになるだろうと期待していたが、大洗港まで140km常磐道を雨とランデブー走行になってしまった。18:30発の「さんふらわあさっぽろ」13,654トンの巨体にPHVとプリウスを積み込んで一安心。あとは寝ていれば苫小牧まで連れて行ってくれる。この「さんふらわあさっぽろ」は、旅客632名と乗用車100台に、なんとトラック180台を飲み込んで航海速力24ノットで航行する。1ノット=1,852mだから時速約45kmで大海原を進む。あれこれ海上のルールや天候にも左右されるが、20時間ほどで苫小牧へ到着する。

気になるカーフェリーの料金だが、5m以内のプリウス1台とドライバー1名で26,000円。プラチナ割引(60歳以上)とJAF会員割引を適用すると10%レスで23,400円。かなりお得感がある。常磐道、道央高速の通行料5,000円を加えても3万円弱、乗車人数にもよるがカーフェリーがお勧めだ。勿論、エコノミークラスと呼ばれる枕と毛布が45人分並ぶ大部屋だが、シーズンオフはガラガラだからパソコン用のコンセントがある場所を確保できれば、外洋に出る前にLANを接続してメールや必要な情報を取り込んでおくと楽だ。太平洋に出ると携帯やネットは繋がらない。あ、船に弱い方は乗船前に船酔い薬を飲んだほうがいい。

一方、陸路を試算してみた。いずれも乗用車1台を一人で運転した場合です。

東京~青森間は800km弱。高速代が13,500円+津軽海峡をカーフェリーで渡って18,600円也。函館から目的地札幌までは306km(東京名古屋間に匹敵する)、高速代5,300円を加えると37,400円也。燃料費を加味してトータルをザックリ計算すると4万5千円が消え、疲労が溜まる。陸路を走るなら運転できる同乗者が多いほどお得で疲れがない。それに速い。カーフェリー利用では、ドライバーが高齢者で同乗者が少ないほうがお得感があることが分かった。

あれこれ計算しているうちに睡魔に襲われ、久し振りに10時間べったり眠ったら「さんふらわあさっぽろ」は、下北半島を後にしていた。

「さんふらわあさっぽろ」と乗船を待つPHV

「さんふらわあさっぽろ」と乗船を待つPHV

 


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10月 6日 2011

まもなく「北海道・東北編」がスタートいたします。
沖縄からスタートしたECO-MISSION 2011も、いよいよファイナルステージです。

本日、神奈川県横浜市にある株式会社計測技術研究所の皆様にお見送りいただき、北海道スタートに向け、無事出発いたしました。

お見送りいただいた計測技研の皆さん

お見送りいただいた計測技研の皆さん

 

皆さんは、ワットチェッカーと言う商品をご存じでしょうか?
コンセントに差し込むだけで、様々な家電製品の電気料金を見ることができる「ワットチェッカー」を開発したのが、ここ計測技研さんです。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
エアコンや冷蔵庫、テレビの録画機器など様々ですが、一度使ってみると思わぬ発見があり、楽しいものです。私も使ってからは、電気をこまめに消すようになったり、使わない機器はコンセントから抜くなど、少しですが電気に対する考え方が変わりました。

ECO-MISSIONでは、PHVと人とのコミュニケーションツールの一つとして、このチェッカーが大いに貢献しています。

カーディーラーにPHVが展示されているとします。コンセントから伸びたケーブルがクルマと繋がっています。さて、何をしているところでしょう?
残念なことに「電気の力」は、目に見えません。PHVの素晴らしさ、充電している様子をどうにかしてわかりやすく見てもらいたい。それを実現してくれたのが、新たに車両充電用として開発した「ワットチェッカーPHV(ENERSENSOR)」でした(計測技研さんの開発)。

充電量に応じて刻一刻とカウントアップする電気料金は、子供から大人まですべての人がその意味を理解できます。そして何より嬉しいことは、興味が「電気料金 → 充電 → PHV → 環境」というように、いつしか環境にも目を向けてもらえるようになることです。
また、このチェッカーは、電気料金と同時にCO2の削減量も表示してくれます。車の環境指数として、1km走行するとどのくらいのCO2を排出するかというものがありますが、トヨタプリウスでは、一般的なガソリン車に比べると、およそ半分程度です。PHVは電気で充電できる分、さらに少ないものとなっています。電気を作るときのCO2排出量と、充電量に応じて削減量を表示してくれるのです。日頃CO2の排出量を気にできる人は少ないと思いますが、ここでも新たな見方ができるきっかけになってくれます。

一回の充電では、約80円程度ですが、これで23.4km電気だけで走行できます。10円、20円と充電していくにつれて「これで10キロ電気だけで走れるぞ!」などと想像するのも楽しいものですね。

 

では、北海道・東北編のスタートをお楽しみに!

 


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