早朝、空模様が気になり窓を開けた。鮮やかなブルーの空に入道雲が沸き上がり、対面のビルに反射した陽射しが眩しい。今日は屋外にプリウスPHVを展示して子供たちに見てもらう予定なので、晴天は嬉しいのだが、かなり暑くなりそうだ。
愛知県初の「トヨタ飛行船エネルギー教室」が開催されたのは、名古屋市立城北小学校。今年で創立140年の節目を迎えるというから、1872年(明治5年)に日本最初の近代的学校制度が始まった当初に創立された最古参の学校だ。名古屋城の象徴でもある鯱(しゃちほこ)で「北」を象ったこの学校の校章にも長い歴史と伝統を感じる。
名古屋中心街から北へ5キロほどにある城北小学校へ到着すると、派手目なカラーリングを施したプリウスPHVを見つけて職員室から出て来た先生方が出迎えてくれた。挨拶もそこそこにプリウスPHVを校舎脇に移動して充電をお願いする。すでにジリジリとした陽射しが気温を押上げているが、ベランダ下に設置されたミスト発生機から出ている霧のおかげで、充電中のプリウスPHVの回りだけヒンヤリとした空気に包まれていた。
会場となる体育館では、ひと足先に到着した飛行船スタッフが準備を進めている。今回の「トヨタ飛行船エネルギー教室」は、「飛行船パイロットMr.池山」の息子さんが在学しており、開催に向けての段取りもしてもらった。Mr.池山も飛行船パイロットとして仕事をしている姿を子供に見せる事が出来て嬉しそう。
環境やエネルギーの事をより良く理解してもらうため、低学年と高学年とで言葉や内容を変えた2部構成で開催するため、少し手間取っていた準備も整い、体育館に子供たちが入場して、いよいよ「トヨタ飛行船エネルギー教室」が始まった。
教頭先生の挨拶で開会が告げられ、飛行船「エコミッション号」がテイクオフ。すいすい飛び回る飛行船が子供たちの頭上を通過するたびに、大喝采と共に笑顔がほころぶ。飛行船博士から環境負荷の少ない飛行船の仕組みについて学んだ後、横田さんの登場。宇宙飛行士若田光一さんとの出会いから始まったエコミッションで巡った世界五大陸の話やエネルギークイズに笑顔がほころぶ。世界中の珍しい場所の事だけでなく、“エネルギーの自立”といった、ちょっと難しそうな話題にも熱心に耳を傾けていた。
休み時間を知らせるチャイムが鳴リ響くと、プリウスPHVの元へ子供たちが集まってきた。電気をもらっていた充電プラグを外し、次は電気を与えるデモンストレーション。電動シャワーやトースター、LED照明、シャボン玉マシーンをプリウスPHVから取り出したコンセントに繋いで動かして見せると子供たちもびっくり!シャボン玉を追いかけては笑顔、シャワーの水に手をかざしては笑顔。プリウスPHVの回りはたくさんの輝く笑顔であふれていた。
熱心に話を聞いてくれた城北小学校の子供たち
暑い中、会場に足を運んでいただいたご父兄の皆様
開催準備に当たっていただいた先生方
ありがとうございました。