GazooMura

森林セラピストの西さんが営む「市房観光ホテル」に宿泊させていただいた。西さんご夫婦に感謝。

セラピーの森に千年杉を訪ねて ガズームラ水上

遥かな時を超えて極相林となった原始の森に抱かれる。
遥かな時を超えて極相林となった原始の森に抱かれる。

セラピーの森、しかも神社の参道に植えられた杉の大木と聞いて、整備された公園のような森を想像していた。山麓のログハウスが建ち並ぶキレイなキャンプ場の入口に「水上村森林セラピー基地」のサインボードが立っている。内心“やはり…”と思いながら、勾配を増す坂道でアクセルを踏み込んだ直後、予想に反して周囲の木々はぐんぐん高くなり、森は深さを増して行く。プリウスPHVを降りて足を踏み入れた先には、荘厳な原生林が広がっていた。
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ペットとしてかわいがるオリーブの散歩が、ご主人の日課になっている。

ガスームラ伊万里 おもてなしの宿「善ちゃんハウス」

海と山の良い所を合わせたような場所にある「善ちゃんハウス」
海と山の良い所を合わせたような場所にある「善ちゃんハウス」

田んぼに面した縁側に腰掛けると、僅かに色づき始めた稲穂を渡る風の匂いが心地よい。すぐ側を唐津街道が走るのだが、まるで深い山間のムラに居るような静けさだ。「善ちゃんハウス」のやぎ“オリーブ”の可愛いらしい鳴き声と、魚を捕らえた釣り竿のようにゆらゆらと風に踊る稲穂のサワサワという音だけが聞こえてくる。
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窯元の店先には伊万里焼の作品が並ぶ。

秘窯の里 大川内山 ガズームラ伊万里

趣きのある坂道が続く秘窯の里「大川内山」
趣きのある坂道が続く秘窯の里「大川内山」

せり出すようにそびえる山々に囲まれた狭い谷間に、300余年の歴史を誇る世界の至宝「鍋島」の窯元がひしめくように軒を連ねる。時がゆっくりと流れる石畳を踏み締めながら、秘窯の里を散策する至福のひとときを過ごした。 続きを読む «秘窯の里 大川内山 ガズームラ伊万里»


この流れが津房川から駅館川を経て周防灘へと注ぐ。

清流を彩る滝と石橋 ガズームラ安心院

駅館川水系恵良川に掛かる沈下橋。
駅館川水系恵良川に掛かる沈下橋。

山々に囲まれた安心院あじむ周辺には、周防灘へ注ぐ駅館川水系の河川が数多く流れている。水を蓄えることができない岩山の多いこの辺りの河川は、ひとたび大雨が降ると“暴れ川”に豹変するため、古くから流されにくい強固な石橋が作られて来たのだ。
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安心院を一望する展望台へ

百年乃家に泊まる ガズームラ安心院

重厚でありながらほっと一息つけるやすらぎの宿「農村民泊百年乃家ときえだ」
重厚でありながらほっと一息つけるやすらぎの宿「農村民泊百年乃家ときえだ」

大分県の山間にひっそりと佇む「安心院」。九州の人にはお馴染みの呼び名だろうが、ボクは“あじむ”と読む事ができなかった。この不思議な響きのムラには、いにしえの時を刻んだ風格と、もてなす心に満ちた宿がある。月のきれいな夜。ゆっくりと流れる時間が心地よい。
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ニオウシメジ

巨大キノコでランチ Gazoomura 宗像(山編)

ガズームラ宗像「正助ふるさと村」巨大キノコでランチ
ガズームラ宗像「正助ふるさと村」巨大キノコでランチ

ガズームラ宗像に滞在中“1株の直径が1メートルを超える亜熱帯性のキノコ「ニオウシメジ」の収穫が福岡県宗像市で始まった。”という新聞報道を見つけ、この巨大キノコを栽培しているという農業体験施設「正助ふるさと村」を訪れた。
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鬱蒼としたさつき松原の中央付近を走るプリウスPHV

玄界灘と白砂棈松 Gazoomura 宗像(海編)

大小さまざまな船が港いっぱいにひしめき、アンテナや集魚灯を吊るすケーブルが描く鋭利な風景は、エッヂング版画のようにドラマチックだ。
大小さまざまな船が港いっぱいにひしめき、アンテナや集魚灯を吊るすケーブルが描く鋭利な風景は、エッヂング版画のようにドラマチックだ。

玄界灘に面した弓なりの海岸線は樹齢200年を超える黒松林に覆われ、見事な白砂青松(はくしゃせいしょう)の風景が広がる。今にも降り出しそうな曇天だが、いかにも日本の海岸らしい風景に心癒されながら鐘崎漁港を目指した。
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標高1,200メートルの渓谷沿いをさらに遡る。

岩山に広がる原生林と渓谷美「ガズームラ増富」

雲の切れ間から幻想的な姿を見せてくれた「みずがき山」
雲の切れ間から幻想的な姿を見せてくれた「みずがき山」

ドウドウと流れる渓谷の音、ザワザワと風になびくミズナラの森、一丁前に鳴き方を覚えたウグイスの声。時折、せわしなく木を叩くキツツキのドラミングが山々にこだまする。夜明け前の増富は山の音に満ちている。
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収穫した山葵から“脇芽”を外す。この小さな芽が清流の栄養で大きく育つ。

“清流の恵み” わさび「杉山農園」

鬱蒼とした深い森に覆われた安倍川源流部を訪ねた。
鬱蒼とした深い森に覆われた安倍川源流部を訪ねた。

刺身や蕎麦に欠かせない日本原産の香辛料、山葵〈わさび〉。深い森の栄養豊富な水で育った山葵は、まろやかな刺激と独特の甘みで食材の旨味を引き出してくれる。安倍川源流で手間ひま掛けて栽培されている山葵は、味も大きさも申し分ない一級品。三ツ星レストランの有名料理人にも認められたという山葵を求め、安倍川源流部を目指した。
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“風林火山”をテーマに4つの家族風呂を楽しめるのが嬉しい。

GazooMura 梅ヶ島「安倍川の豪快な流れと名湯」

梅ヶ島を行くプリウスPHV。安倍川最上流に掛かる赤い橋が温泉郷らしさを引き立てる。
梅ヶ島を行くプリウスPHV。安倍川最上流に掛かる赤い橋が温泉郷らしさを引き立てる。

新東名高速・新静岡I.C.を降りて安倍街道(県道29号)を北へ向かうと、ゴロゴロと大きな岩が転がる安倍川の広大な河川敷が見えてくる。大河内を過ぎた辺りから景色が一変、山は高く急峻に、谷は深く切れ込み、マチの暮らしでは味わう事のないワクワク感が込み上げてくる。 続きを読む «GazooMura 梅ヶ島「安倍川の豪快な流れと名湯」»