「トヨタ飛行船エネルギー教室」の開催時刻が迫ると「おはようございます！」と、校門の前に次々と到着するバスから降りて来る子供たちの元気な声が響く。美しい清流がきらめく奥大井の豊かな自然に育まれた子供たちは、飛行船やプリウスPHVの登場にどんな笑顔で応えてくれるだろう。

当初は１校単独で少人数の開催を予定していたが、「トヨタ飛行船エネルギー教室」のまたと無い機会に、出来るだけたくさんの子供たちを参加させたいとの要望から、町内の学校を集めた合同開催というカタチを取った。

参加してくれたのは、会場となった中学校を含めた以下の6校。

川根本町立中央小学校
川根本町立中川根第一小学校
川根本町立中川根南部小学校
川根本町立本川根小学校
川根本町立中川根中学校
川根本町立本川根中学校

引率の先生に先導されて次々と体育館に入ってくる子供たちは、同じ町内とは言え、初めて会う“お友達”がほとんど。総勢250名は少し緊張しながらも、嬉しそうにきょろきょろと周りを見回していた。

合同開催の橋渡しをしてくれた行政の首長、鈴木町長の挨拶で「トヨタ飛行船エネルギー教室」が幕を開けた。町内の子供たちが一堂に会する貴重な機会に、“わが町にも、こんなにたくさんの子供たちがいる事を再認識した”と感想を述べられていた。

軽快なBGMとともに“飛行船博士”天沼先生が登場。飛行船エコミッション号のテイクオフで、場内の空気はガラリと変わった。歓声とともに笑顔がこぼれ、スイスイと飛び回る飛行船を“500の瞳”が見つめる。

飛行船の紹介が終わり、横田さんが登場。プリウスで世界中を巡った貴重な体験や、クイズを交えた環境・エネルギーの話に熱心に耳を傾けてくれた子供たちは、観ていないTVや人が居ない部屋の照明を消したり、水を流しっ放しにしないなど、身近な“エコ”を実践してくれるのではないだろうか。

体育館での授業の後、中庭で充電させていただいていたプリウスPHVの周りに子供たちに集まってもらい、充電プラグを“ビークルパワーコネクター”に差し替えて、蓄えた電気を使ったデモンストレーションを行った。

LED照明や電動シャワー、電気鍋、扇風機など、プリウスPHVni積み込んでいる電化製品を一斉に動かして見せると、合計1,500Wの“競演”に子供たちも驚いた様子。トースターで焼いた“PHVパン”を校長先生に代表して試食してもらうと、子供たちは羨ましそうにしながらも大きな拍手を贈っていた。

予定していたプログラムが終了して後片付けをしていると、学年別に整列した子供たちが大きな声で「ありがとうございました！」とお礼の挨拶をしてくれた。温かく、少しはにかんだ表情を浮かべながら、次々に挨拶を繰り返す子供たちに会えて本当に良かった。

こちらこそ“ありがとう！”
お陰さまで素敵な時間を過ごす事ができました。

素敵な笑顔を見せてくれた子供たち、
ご参加いただいたご父兄の方々、
当日のバスでの引率、準備にご協力いただいた先生方、
合同開催に尽力していただいた町役場の方々、
取材していただいたテレビ静岡クルーの皆様
ありがとうございました。