豊田市郊外の飯田街道（R248号線）沿いにはたくさんのカーディーラーが出店しているが、ここはトヨタ自動車のお膝もと「くるまのまち、とよた」。トヨタ車を扱う販売店が競って大型店舗を展開し“トヨタの競合相手はトヨタ”と言われる程。まさに凌ぎを削る日本一の激戦区だ。

この大舞台で唯一、走る楽しさを追及した「直感ハンドリングFR」として発売以来好評を得ている「86（ハチロク）」を中心にスポーツモデルを展開する「AREA86」を併設し、堂々としたドーム型の大型店舗を構えて、一歩抜きん出ているのが「ネッツトヨタ東名古屋　豊田錦町店」。今日のエコミッション展示イベントの舞台だ。

ネッツトヨタ東名古屋 豊田錦町店に到着すると、店長の古山さんはじめスタッフの皆さん、名古屋本社から足を運んでくれた方々が出迎えてくれた。展示スペースを確認して店内にプリウスPHVを搬入し、イベントの準備を手早く済ませた。週末とあって午前中から新車の購入や愛車のメンテナンスに訪れるお客様が絶えない。さすがは地域でも指折りのトヨタ販売店だ。

エコミッション展示イベントの開始時刻が迫ると、大型ディスプレイ前にずらりと並べられた椅子が若いファミリー層を中心としたお客様で埋まり、いよいよエコミッショントークショーが始まった。1999年アメリカ大陸横断の際、NASAに滞在中だった宇宙飛行士の若田光一さんとの出会いから始まった環境最前線を巡る旅の話に熱心に耳を傾けていただいた。エネルギーの話ではクイズを出題。正解者にはアンペルマンマスコットをプレゼントした。見事正解して賞品を手にしたお客様からは満面の笑みがこぼれていた。

トークショーの後、プリウスPHVの電気を使ったデモンストレーションを見ていただいた。電動シャワーやLED照明、扇風機にトースター、電気鍋、シャボン玉マシーンなど、目に見えない電気を“見せる”ための工夫の数々に、集まってくれたお客様に楽しんでいただけたのではないだろうか。プリウスPHVの電気で焼いた“PHVトースト”に、旅の途中で買い求めたジャムを乗せて振る舞うと、子供たちも大人も美味しいと言って喜んでくれた。TVCMやカタログでは知り得ないプリウスPHVの新しい魅力を発見できたのではないだろうか。

出発前にバッテリー残量を確認すると、２／３ほどの蓄電量。HVモードに切り替えてスタートした。プリウスPHVは充電されたバッテリーを温存してレシプロエンジンだけで走り、必要に応じて任意にEVモードに切り替え、電気モーターを駆動させる機能を備えている。

今日の展示イベントでは、プリウスPHVの電気を使って電化製品を動かすデモンストレーションを行ったのでバッテリーを温存するHVモードで走行して来たのだが、この「電気を運べる」事こそが、災害などの非常時に大いに役立つプリウスPHVの底力だ。宮城県仙台市ではプリウスPHV100台がパトカーとして導入され、災害時の“移動電源”を兼ね備えたエコカーの活躍が期待されている。

展示イベントに参加してくださったお客様、
準備を奔走してくれたネッツトヨタ東名古屋ネッツ推進部の皆様、
豊田錦町店スタッフの皆様、ありがとうございました。