浜松駅から国道152号線を東へ向かうと、宮竹交差点に「R152自動車街通り」の標識が立っている。てっきり俗称かと思っていた“自動車街通り”という名称は、どうやら正式なモノのようである。国産、輸入車、中古車を問わず、あらゆるカーディーラーが軒を連ねるクルマのメッカのような場所に、今日の訪問先「静岡トヨタ 和田店」がある。
この週末に「ECOフェスティバル」を開催中の静岡トヨタ和田店で展示イベントを行うため、早朝からホテルを出て開店1時間前に到着すると、すぐにプリウスPHVを洗車していただいき、お客様が来店する前にショールームに搬入して準備が整った。
展示イベントではプリウスPHVの電気を使ったデモンストレーションを行うため、まずは充電させていただく事にする。開店前の慌ただしい中だったが、女性スタッフの渥美さんに“プラグイン”してもらうと、すぐに開店時刻の9時を迎えた。さすがに“自動車街通り”の一等地に店舗を構えるだけあって、開店直後から続々とお客様が来店し賑わいを見せていた。
いよいよエコミッション展示イベントが始まった。世界五大陸を巡った足跡や、環境・発電施設の面白い話題にクイズを散りばめたトークショーの後、電気をもらっていた充電プラグを外し、次は電気を与える実演のスタート。LED照明や電気フライパン、電動シャワー、トースターなどをヴィークルパワーコネクターで取り出した電気で動かして見せると、これにはお客様もびっくり!子供たちはシャワーに手をかざしては笑顔、シャボン玉に囲まれては笑顔。プリウスPHVの回りが輝く笑顔であふれていた。
これから数年の間に、各メーカーの参入が取りざたされているプラグインハイブリッド市場は、加速度的に膨張していく事が予想されているが、これは素晴らしい事だと思う。反面、その魅力が十分に伝わっていないのも事実だ。今回の展示イベントでは参加していただいたお客様は少なかったものの、大変熱心に話に耳を傾けていただき、プリウスPHVのの魅力を伝える事ができたのではないだろうか。
電気を運ぶことが出来るプリウスPHVは災害時の停電などで活躍が期待され、今年になって仙台市の警察車輛として100台導入されいる。実践的に“使えるクルマ”としての価値が認められた証だ。
この先の「エネルギー」を考えた時、私たち一人ひとりが独立したエネルギーを確保して行く事が大切になってくるだろう。“電気を運べるクルマ”として業界を先行しているプリウスPHVの魅力を出来るだけ多くの方へ広めるために、エコミッションの旅は続く。