6月 7日 2011

明治・大正期の文豪森鴎外の郷里として知られる津和野は、鴎外生誕150年を迎え、生家や森鴎外記念館など、ゆかりの地を訪れる観光客で賑わいを見せていた。鴎外がドイツへ留学していた事から、ベルリンと姉妹都市になっている津和野では、旧東ドイツの信号機に使われていた「アンペルマン」をイメージマスコットとして採用しており、町のあちらこちらで目にする事ができる。観光地を巡るルートや通学に使われるマイクロバスにもマーキングが施され、観光客や地元の子供たちの身近な足として愛されている。

アンペルマンバス

アンペルマンバス

地球環境にローインパクトな乗り物「飛行船」を通して、身近なエコを考えてみようという「エコキッズ飛行船教室」開催するため、津和野町立津和野小学校を訪問した。同校は、森鴎外をはじめ幕末の啓蒙家西周(にしあまね)など、多くの先哲を輩出し、開校138年を迎える伝統校。周囲を山々に囲まれ、津和野川の対岸に太皷谷稲成神社を望む、すばらしい環境の中で、子供たちの笑顔が輝いていた。

輝く瞳で「エコキッズ!」

輝く瞳で「エコキッズ!」

アンペルマン飛行船がテイクオフ。子供たちの歓声が会場いっぱいに広がり、「エコキッズ」が始まった。子供たちに参加してもらいながら食物連鎖や風力発電のしくみなどを学び、自分達にもできる身近ところからエコを考える良い機会になったようだ。

■明日は「日原小学校訪問」レポートをお届けする予定です。
 お楽しみに。


カテゴリー: ECO-MISSION2011,中国

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