今年春に新しく生まれ変わった大阪駅に、駅としては全国初のエコタクシー乗場が新設されたというので訪ねて見た。5月23日にオープンしたばかりという乗場は、ノースゲートビルディング2階入口付近。エコタクシーとして登録された車両のみが入場可能で、入口にはガードマンが配備されている。プリウスPHVを駅駐車場へ停車して、早速試乗してみる事にした。EV車/HV車それぞれに専用の乗車スペースが設けられ、日産リーフとトヨタプリウスが停車していた。ここは当然の事ながら乗る機会の少ないEV車を選択。浪速気質の陽気なドライバーさんに駅周辺を回っていただいた。
■ドライバーさんが現場の生の声を冗舌に語っています。(必見!)
登録しているエコタクシーは、38社が参入し、EV車が50台、HV車が20台。今後も増えて行く見通しだというが、告知が不十分で乗車客が極端に少なく、乗場が駅中心部から離れているため、専用のシャトルバスが運航されているなど、本末転倒とも言える運航状況は早急に改善が望まれる。
エコタクシー乗場の他にも大阪新駅は環境対策を積極的に取り入れた「次世代エコステーション」を目指して建設が進められた。新駅のシンボルともなっているのガラス張りの大屋根に降った雨水や、飲食店街からの上排水を地下に設置した貯水槽に溜めて濾過し、トイレや雑用水の9割に再利用される。また、屋根には約800平方メートルの太陽光発電パネルが設置され駅で使用される電力の25%をまかなうという。屋上に「天空農園」を開設して野菜や果物を栽培したり、風力発電風車が設置されるなど、大規模なエコステーションとして生まれ変わった大阪駅に今後も注目していきたい。
カテゴリー: ECO-MISSION2011,近畿
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