北海道まで、陸路を青森まで走るか、カーフェリーで海路を行くか悩んだが、体力を温存するため車ごとフェリーで北海道に行くことにした。
残念ながら、首都圏から北海道行きのカーフェリーは茨木県大洗港まで行かないと乗船できない。朝から怪しげな空模様だったが、昼すぎに新横浜を出発して、湾岸線に入った頃から土砂降りになった。せわしなく動くワイパーの隙間から高層ビルが霞んで見える。そのうち小降りになるだろうと期待していたが、大洗港まで140km常磐道を雨とランデブー走行になってしまった。18:30発の「さんふらわあさっぽろ」13,654トンの巨体にPHVとプリウスを積み込んで一安心。あとは寝ていれば苫小牧まで連れて行ってくれる。この「さんふらわあさっぽろ」は、旅客632名と乗用車100台に、なんとトラック180台を飲み込んで航海速力24ノットで航行する。1ノット=1,852mだから時速約45kmで大海原を進む。あれこれ海上のルールや天候にも左右されるが、20時間ほどで苫小牧へ到着する。
気になるカーフェリーの料金だが、5m以内のプリウス1台とドライバー1名で26,000円。プラチナ割引(60歳以上)とJAF会員割引を適用すると10%レスで23,400円。かなりお得感がある。常磐道、道央高速の通行料5,000円を加えても3万円弱、乗車人数にもよるがカーフェリーがお勧めだ。勿論、エコノミークラスと呼ばれる枕と毛布が45人分並ぶ大部屋だが、シーズンオフはガラガラだからパソコン用のコンセントがある場所を確保できれば、外洋に出る前にLANを接続してメールや必要な情報を取り込んでおくと楽だ。太平洋に出ると携帯やネットは繋がらない。あ、船に弱い方は乗船前に船酔い薬を飲んだほうがいい。
一方、陸路を試算してみた。いずれも乗用車1台を一人で運転した場合です。
東京~青森間は800km弱。高速代が13,500円+津軽海峡をカーフェリーで渡って18,600円也。函館から目的地札幌までは306km(東京名古屋間に匹敵する)、高速代5,300円を加えると37,400円也。燃料費を加味してトータルをザックリ計算すると4万5千円が消え、疲労が溜まる。陸路を走るなら運転できる同乗者が多いほどお得で疲れがない。それに速い。カーフェリー利用では、ドライバーが高齢者で同乗者が少ないほうがお得感があることが分かった。
あれこれ計算しているうちに睡魔に襲われ、久し振りに10時間べったり眠ったら「さんふらわあさっぽろ」は、下北半島を後にしていた。
カテゴリー: ECO-MISSION2011,北海道,東北
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