10月 22日 2011

2005年に周辺の8市町村と新設合併されて大仙市とその名を変えたが、大曲といえば日本一の花火大会として100年余の歴史を誇る「大曲全国花火競技大会」がつとに有名で、会場となる街の西側を流れる雄物川の河川敷運動公園には、毎年70万人もの見物客が大挙するという。今日の訪問先「大仙市立大曲小学校」は、花火大会会場のすぐ眼と鼻の先にある創立135年の伝統校。校門を入ると鮮やかな黄色に色づいた銀杏並木、花壇に植えこまれた秋の花々のカラフルな色彩が目に飛び込んで来た。

広々とした敷地に建つ大曲小学校舎

広々とした敷地に建つ大曲小学校舎

正面玄関前にプリウスPHVを停めると、授業中なので子供たちの姿は無かったものの、教務部の菅原先生が笑顔で出迎えてくれた。さっそく充電をお願いして“カチッ”とプラグインしていただき訪問イベントがスタートした。日本グッドイヤーが社会貢献活動の一環として行ってきた「飛行船エコ教室」も最後の開催とあって、準備にあたるスタッフ一同いつにも増して気合いが入っている。地元テレビ局3社が取材に駆けつけ、TVカメラがずらりと並んだ体育館に、先生に引率されながら子供たちが続々と入場し800名の児童が勢揃いすると、いよいよ飛行船の登場。大歓声が沸き上がる中をスイスイと飛び回る姿に、はじけるような笑顔がこぼれる。環境負荷の少ない飛行船を通じて身近なエコについて考える話にも熱心に耳を傾ける子供たちの瞳はキラキラと輝いていた。

飛行船グッドイヤー号に大歓声が上がる

飛行船グッドイヤー号に大歓声が上がる

「飛行船エコ教室」が終わり休み時間を告げるチャイムが鳴ると、子供たちが一斉に校庭へ飛び出してきた。登校口に停まっているプリウスPHVを見つけ、続々と集まる子供たちからは、“どこから来たの?” “おじさん幾つですか?” に始まり、“プリウスPHVカッコいい!” “大人になったらこんなクルマに乗りた〜い”と、眼を輝かせながら口々に話しかけて来る。これまでに訪問した学校の中でも、これほど心を開いて接してくれる子供たちは初めてだ。

充電できるクルマにビックリ!

充電できるクルマにビックリ!

周辺に自然豊かな山河もあり、首都圏などでは考えられないほど広大なグランドを備えたすばらしい環境の大曲小学校が教育目標に掲げる「こころ ひらいて ゆめを そだてる」の言葉通り、明るく開放的で夢と希望に満ちた子供たちの笑顔に元気をもらい、次の訪問地へ向かった。

子供たちとの楽しいひととき

子供たちとの楽しいひととき

グッドイヤー「飛行船教室」@秋田県大仙市立大曲小学校

Music by DEPAPEPE

「飛行船エコ教室」後記

日本グッドイヤーが社会貢献活動の一貫として全国の小学校で開催してきた「飛行船エコ教室」に、2年間に渡りプリウスPHVで参加させていただきました。学校関係者はじめ、たくさんの方々のご支援はもとより、子供たちの底抜けに明るい笑顔に、その澄んだ輝く瞳に支えられて、大盛況のうちに最終回を迎える事ができました。

大人同士の付き合いでは、なかなか天真爛漫に笑顔を交わすのが難しい事が多いのですが、子供たちと触れ合う時、こちらが無表情なら子供も無表情、笑って接すると精一杯の笑顔で応えてくれるものです。今回の大曲小学校を含めた日本中のたくさんの子供たちと触れ合って、そんな事を強く感じました。東日本大震災直後に繰り返し流れたテレビCMに、金子みすゞさんの「こだまでしょうか」という詩がありましたが、没後80年以上経ってもまったく古びず、心にすぅっと染みこんできます。蛇足とは思いますが、文末に掲載させていただきます。

こだまでしょうか

「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。

そうして、あとでさみしくなって、

「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、

いいえ、誰でも。

明日は杉と町並みについてのレポートです。
お楽しみに。


カテゴリー: ECO-MISSION2011,東北

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