4月 15日 2011

長崎湾を取り囲むような山々が低くたれ込んだ雲に隠れて、今にも降り出しそうな薄暗い朝を向かえた。
子供達の笑顔に会いに行くには、少し気がかりが空模様だが、お天気の好転を信じて今日の訪問先は長崎市立深堀小学校へ向かった。

「深堀小学校」の創立は何と、文化元年(1804年)。国内唯一の貿易港出島が置かれていた江戸時代にまで遡り、200年を越える歴史を持つ伝統校だ。その起源は小学校の近くにある「深堀神社」の大庄屋(裁判所と警察署を兼ねた役所)の建物を学校に襲用したもので、明治19年(1886) 頃まで、平屋建の屋敷を校舎として使用していたという。

体育館に376名の子供たちが集合

体育館に376名の子供たちが集合

日本グッドイヤーが社会貢献活動の一環として全国各地の小学校を巡回しながら環境にやさしい飛行船を通じて身近なエコを感じてもらおうと開催している「飛行船エコ教室」にTeam ACPも同行し、昨年の「エコミッション2010@ジャパン」で巡った各地の環境事情について話す機会をいただいた。棚田の荒廃を食い止めるためヤギをレンタルしている「城山牧場」や、自然エネルギーで全ての電力をまかなっている「竜王キャンプ場」、生態系を回復させるためオオカミの生態を研究している「オオカミの森」の話に熱心に耳を傾ける子供達の姿があった。

教頭先生“電気くださ〜い!”

教頭先生“電気くださ〜い!”

飛行船教室が行なわれている間にプリウスPHVに充電させていただこうと、教頭先生に“電気くださ〜い!”をお願いすると、それを見つけた子供達が一斉に集まり、プリウスPHVはあっという間にたくさんの笑顔に囲まれた。次世代を担って行く子供達がクルマを運転する頃、どんな未来が開けているのだろう。気がつけば降り出しそうだった薄暗い曇り空が明るさを取り戻し、薄日が指して来た。


カテゴリー: ECO-MISSION2011,九州

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