7月 12日 2013

急峻な山肌に広葉樹が生い茂る

急峻な山肌に広葉樹が生い茂る

広葉樹が生い茂る深い森が、やさしく吹き抜ける風にそよそよと揺れている。山間を流れる清らかな渓谷が、夏の陽射しを受けてキラキラと輝く。東京都心から北へ100キロ余り、たった2時間のドライブで大自然のまっただ中へワープ出来る場所がある。

GAZOO.comが提案する、“ニッポン”の笑顔に会いに行くドライブ情報サイト「Gazoo Mura(ガズームラ)」とは、インターネットとクルマを通じて、マチで暮らす人々にムラでしか味わえない感動体験をナビゲートし、出会いの輪を広げて日本を元気にしようという新しい取り組み。

全国に58カ所あるうち、マチに近くアクセスが容易なムラのひとつが「Gazoo Mura 秩父」だ。レジャー農園での収穫体験や、「秩父札所巡礼」などで文化・歴史を手軽に楽しむ事も出来るが、何と言ってもおすすめなのは「彩の国ふれあいの森」。これほど都心に近い場所にもかかわらず、その素晴らしい景観には本当に驚かされる。

トンネルの先には原生林が広がる

トンネルの先には原生林が広がる

彩甲斐街道(国道140号)を駆け上ると、なだらかな丘がみるみる競り上がり、急峻な山の連なりへとカタチを変える。山の谷間を縫うように流れる中津川の清らかな流れが見え隠れして、ドライブに花を添えてくれる。脇道へ逸れて小さなトンネルをくぐった先が「彩の国ふれあいの森」。

今回の旅で初めて訪れたが、谷底から一気に突き出す急峻な岩山に、びっしりと生い茂る広葉樹の躍動感に圧倒される程だった。中津川の河原へ降り、大きな岩を見つけて腰を下ろし、ただじっとこの森を見つめるだけで本当に心癒される。

森を学ぶために訪ねたい森

「彩の国ふれあいの森」には、建築誌に登場しそうな程に美しい宿泊施設「こまどり荘」と、森に関する知識が詰まった「森林科学館」が隣接して建っている。日帰りで楽しむ事もできるが、長期滞在して森にどっぷりと浸かることも出来る充実の環境だ。

木の香り漂う森林科学館

木の香り漂う森林科学館

森林科学館では、インストラクターと一緒に森を歩きながら森を知るツアーのほか、本棚や小物を手作りする木工体験など、多くの体験メニューを用意している。ちょっといたずら気分で電動糸ノコを使った小物づくりを体験して見たが、木に触れながらじっくりと好みのカタチに仕上げていくのは本当に楽しい。

電動糸ノコで慎重に切り抜いていく

電動糸ノコで慎重に切り抜いていく

ちょっとした週末の空き時間にでも、休日をフルに使った泊まりがけでも充実した“森体験”ができるGazoo Mura 秩父。自分を気軽にリセットしたい時には、いち押しの穴場スポットだ。

立ち寄りおすすめ情報
彩甲斐街道(国道140号)を上る途中、大きなループ橋「雷電廿六木橋」を渡る時、目前に迫るのが「滝沢ダム」。ダム橋の中央部から約120m降下するエレベーターに乗り、ダム内部を見学する事ができる。分厚いコンクリートに囲まれた最底部の気温は15度。真夏の暑さを忘れるひえひえ感は最高!大型建築物の圧倒的な迫力と、美しいループ橋の眺めも素晴らしいので、是非立ち寄っていただきたい。

Gazoo Mura秩父



カテゴリー: ECOMISSION2013,Gazoo mura,埼玉県

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