プリウスPHVには、AC100V電源を1,500Wまで使用できるアクセサリーコンセントがオプション設定になっていて、停電などの非常時にも電源を確保できる。
では、その容量や性能とはいったいどの程度のものなのか、数値だけでは実態が掴みにくい給電能力を、私たち日本人の主食“ごはん”で試して見た。
里山の新緑が眩しいGazoo Mura 三芳
入梅の発表から二週間余り。特に関東地方では真夏のような晴天が続き、カラ梅雨による農作物への被害が心配されていたが、ようやく本格的な雨が乾き切った森や田畑を潤す中、酪農発祥の地としても知られ、のどかな里山風景の中で農業体験ができる南房総のGazoo Mura 三芳へ向かった。田畑の広がる先に里山を望む道の駅三芳 鄙の里(ひなのさと)に到着すると、施設のスタッフでGazoo MuraブロガーでもあるHINAさん(鈴木さん)が穏やかな笑顔で出迎えてくれた。
晴れていればHINAさんたちスタッフが愛情込めて育てた農作物を収穫体験し、施設内の広いオープンキッチンで料理された穫れたてを味わう事ができたのだが、あいにくの雨模様。そこで、一度試して見たかったプリウスPHVの電気で“ごはん”を炊いて、販売されている地元食材で昼食を作る事にした。
3合の炊飯に使った電力は?
充電ポートに差し込んで、ドアや窓を閉じた状態でも使える「ヴィークルパワーコネクター」のおかげで、雨でも安心して電源供給ができる。炊飯ジャーに米をセットしてスイッチを押すと、炊きあがりまで「56分」と表示された。クルマから延びた電源ケーブルの先に炊飯ジャーという摩訶不思議な光景に、道の駅に立ち寄ったお客さんも興味津々で集まって来た。
炊きあがりを待つ間に、ご飯のお供を探しに施設へ向かうと、木がふんだんに使われ広々としたオープンスペースが心地よい。地元の食材が並んでいる中から、おにぎりの具材として地元の味噌や梅干し、特産のビワを使ったカレーをチョイス。フタのスリットから立ちのぼる甘い香りの湯気が止まり、程なくして“ごはん”が炊きあがった。
炊飯ジャーのフタを開けると、当然の事ながら普通にごはんが出来ていた。クルマからの電気でごはんが炊ける!これが普通にできる事が妙に嬉しい。3合のごはんを炊き上げるのに使った電力量を分かりやすく言うと、プリウスPHVが約4km走行するのに使う電気と同じ量、という結果だった。熱々のごはんでおにぎりを握り、カレーを盛りつけて、クルマが使うエネルギーの事を考えながらの、感慨深い昼食会となった。
Gazoo Muraについて
GAZOO.comが提案する、“ニッポン”の笑顔に会いに行くドライブ情報サイト「Gazoo Mura(ガズームラ)」とは、インターネットとクルマを通じて、マチで暮らす人々にムラでしか味わえない感動体験をナビゲートし、出会いの輪を広げて日本を元気にしようという新しい取り組みだ。Gazoo Mura三芳に興味を持たれた方は、HINAさんが運営している「要チェック!三芳村」で前もって情報を仕入れたり、交流を深めてから訪ねるのもおすすめだ。
今回のGazoo Mura三芳訪問 & プリウスPHVでの炊飯の様子を、アウトドア&RVテクニックマガジン「ガルヴィ」誌に同行取材していただきました。
ECO MISSION2013(6月13日)Gazoo Mura三芳
GazooMura三芳 道の駅三芳 鄙の里のみなさん、お陰さまでプリウスPHVでの炊飯ができました。次回は晴れた日に農業体験で伺えればと思います。ありがとうございました。
明日はちびっこ達の登場「トヨタ飛行船教室」の様子をお伝えします。
お楽しみに。
カテゴリー: ECOMISSION2013,Gazoo mura,千葉県
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