四国へ渡って10日余り、ずっと安定した晴天が続いている。日中は真夏のような汗ばむ陽気で、旅のスタートに遭遇した土砂降りの毎日が嘘のようである。今朝もそんな青空を見上げながら、高松市街中心部を貫く志度街道を東へ向かい、昨日の丸亀町グリーンけやき広場のイベントを企画していただいたネッツトヨタ香川本店を訪れた。
詰田川に架かる橋を過ぎた辺りで、ネッツブルーのサインボードを掲げた円柱型のショールームが印象的な店舗が見えてきた。青空に映える美しい建物の上空を、1羽の大きなアオサギが悠々と旋回している。
ネッツトヨタ香川さんは、県内各地のネッツトヨタ店10店舗をはじめ、中古車販売店やタイヤショップなどを総合的に展開し、お客様目線でクルマ生活をトータルにサポートしているカーディーラーだ。その本店というだけあって、スタッフの笑顔溢れる対応はもちろん、広々とした店内の隅々にまで気配りが見られ、「クルマを買うならここで!」と思わせるような魅力がある。
宿泊先には充電設備が無いため、プリウスPHVのバッテリーはほとんど残ってない。そこで、このあと行われる電気を使った実演に備えるため、ネッツトヨタ香川の森さんにお願いして、店頭に設置している「G-Station」で充電させていただくことに。1時間ほどで満充電となり、店内の展示スペースにプリウスPHVを移動し、イベントの準備が整った。
ネッツトヨタ香川さんが掲載してくれた新聞広告を見た方々だろうか。トークショー開始時刻が近づくと、会場にお客様が集まって来た。それに交じり、手の空いた販売・サービススタッフも席に着き、イベントに参加してくれるという。まだまだ取り扱い台数も少なく、情報に乏しいプリウスPHVだが、前型を含めると足掛け4年に渡って日本中を走ってきたからこそ分かる生の情報や、環境・エネルギーに関心が高いお客様への話題を提供できるのは嬉しい限りである。
世界五大陸を巡った足跡や、環境・発電施設の面白い話題にクイズを散りばめたトークショーの後、プリウスPHVの電気を使った実演を披露した。今日もまたひとつ、プラグインハイブリッドの魅力を広げる事ができたのではないだろうか。これから数年の間に、各メーカーの参入が取りざたされているプラグインハイブリッド市場は、加速度的に膨張していく事が予想されているが、これは素晴らしい事だと思う。
電気を運ぶことの出来るこの新しいクルマは、災害時の停電などで活躍が期待され、自治体、とりわけ警察車輛としての導入も進んでいる。この事はこれまでのような“広報車”としての位置づけではなく、より実践的に“使えるクルマ”としての価値が認められた証だ。この先の「エネルギー」を考えた時、私たち一人ひとりが独立したエネルギーを確保して行く事が大切になってくるだろう。“電気を運べるクルマ”として業界を先行している、プリウスPHVの魅力を出来るだけ多くの方へ広めるために、僕たちは旅を続けている。
ネッツトヨタ香川「本店」訪問
カテゴリー: ECOMISSION2013,展示,販売店訪問,香川県
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