7月 1日 2013

子供たちも放水体験

子供たちも放水体験

プリウスPHVにはAC100V電源を1,500Wまで使用できる「アクセサリーコンセント」がオプション設定になり、停電などの非常時にも電源を確保できる。さらに、充電ポートに差し込んで、ドアや窓を閉じた状態でも使える「ヴィークルパワーコネクター」のおかげで、クルマを施錠して離れる事ができ、突然の雨でも安心して電源供給が可能だ。そんな災害時に活躍が期待されるプリウスPHVを見てもらおうと、地域住民が主体となって行われる防災訓練に参加させてもらう事にした。

総勢200名の参加者が主催者でもある

埼玉県白岡市の通称「二山」地区では、第七消防団が中心となり、毎年のように防災訓練を行ってきた。早朝から会場にはすでに多くの住民が顔を出し、屈託の無い会話を楽しみながら、テントの設営や炊き出しなどの準備に汗を流している。そこには、主催者も参加者も無く、この地域に暮らす全ての方々が主役という印象を受けた。

開催時刻を待たずに、会場となる公園には続々と人が集まり準備に加わる。多勢に無勢とは良く言ったもので、あっという間に準備が整い、いよいよ防災訓練が始まった。

三角巾の使い方や簡易タンカの作り方、家具の下敷きになった人を助け出す方法の体験など、災害時に役立つ実演が次々と披露され、参加者全員が真剣に取り組んでいた。

下敷きになった人を助ける訓練

下敷きになった人を助ける訓練

プリウスPHVの給電機能に注目

我々も公園の角にプリウスPHVとサポートカーのプリウス(30系)を並べ、非常用電源を使ったデモンストレーションの準備をはじめた。LED照明や信号機、オーブントースター、簡易シャワーなど、万が一の災害時に役立ちそうなものを揃え、クルマを使った防災を垣間みて貰おうという趣向だ。

非常時に活躍するプリウスPHV

非常時に活躍するプリウスPHV

子供たちを始め、多くの方々に見ていただいたが、中でも強い関心を示してくれたのは、炊事に洗濯にと、家庭のエネルギーを使う機会が多い女性だった。さまざまな防災体験でも進んで参加していたので、危機管理能力では女性陣に軍配が上がりそうだ。

訓練の最後には、通りに平行して流れる旧荒川で消防ポンプ車による放水が行われた。唸りを上げて空高く噴射される水しぶきに歓声が上がる。子供たちにもホースに手を添えて、ポンプの力強さを体験して貰っていた。

災害時に一丸となれる、頼もしいコミュニティ

日本の素晴らしい習慣のひとつに「草むしりは両隣を半間まで」というのがある。近隣との繋がりを絶妙なバランスで継続させて行くための心情を説いた言葉だ。近所付き合いが希薄になったと嘆くニュースが流れる昨今だが、白岡市二山のように、気持ち良い“ご近所付き合い”が定着している場所もあるのだ。

実際に災害が起きた場合に防災知識や水、食料は欠かせないものだが、最も大切なのは、人との繋がりだ。ここで長年続けている防災訓練には、防災意識うんぬんよりも、地域の繋がりを深める役割が強いのではないだろうか。

白岡市二山防災訓練にプリウスPHVも参加した

白岡のみなさま、防災訓練おつかれさまでした。
プリウスPHVをたくさんの方に見ていただきありがとうございました。



カテゴリー: ECOMISSION2013,埼玉県

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