環境にやさしい空の乗り物「飛行船」と、プラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」を通して、未来を担う子供たちに環境・エネルギーのことを考えてもらおうと開催している「トヨタ エコ&エネルギー教室」。今回の会場は、1929年(昭和4年)飛行船ツェッペリン伯号が舞い降りた飛行船ゆかりの地、土浦の伝統校。樹齢110年にもなる五本の桜で知られる土浦市立真鍋小学校だ。
朝からあいにくの雨模様の中、真鍋小学校に到着。楽しみにしていた「真鍋の桜」との対面となる。校庭の真ん中に鎮座する、それはもう見事としか言いようのない5本の桜が、青々とした葉を雨に揺らしていた。こんな素敵な校庭を走り回りながら学んでいる子供たちに会うのが余計に楽しみになった。
体育館脇の雨がしのげる場所にプリウスPHVを停め、佐野校長先生にプラグインをお願いして開始時刻まで充電させていただいた。ステージや飛行船の準備も整い、いよいよ「トヨタ エコ&エネルギー教室」がスタート。オープニングで飛行船「エコミッション号」がテイクオフして子供たちの頭上を旋回すると、子供たちの大歓声がわき起こった。
今日の「トヨタ エコ&エネルギー教室」開催を知って、飛行船をこよなく愛す土浦ツェッペリン倶楽部の方々が足を運んでくれた。揃いのユニフォームに身を包んだ彼らは、ツェッペリンが舞い降りた霞ヶ浦に本物の飛行船を飛ばし、地元の活性化を図るとともに、飛行船の素晴らしさを広めたいと願っている。すでに航空運送事業免許も取得し、その実現に向けた活動を続けている。
「飛行船博士」天沼先生のやさしくウェットに富んだ進行で、飛行船の歴史や環境負荷の少ない特徴について学ぶんだ後、横田さんが登場。エコミッションで巡った世界五大陸の話に子供たちの好奇心の扉は全開に。環境・エネルギーのクイズでは元気いっぱいに手を挙げて答えてくれたり、世界中の川や湖で計測したペーハー値を発表後、この小学校の水道水をみんなで計ったりと、楽しく笑顔の絶えないコーナーが続き、あっという間に45分の特別授業が幕を閉じた。
「トヨタ エコ&エネルギー教室」が盛況のうちに終わり、プリウスPHVの元へ子供たちが集まってきた。電気をもらっていた充電プラグを外し、停電などの非常時を想定して「ヴィークルパワーコネクター」からの給電を披露する。渋滞や事故が心配される交差点で活躍する信号機や、暗い夜も安心なLED照明を点灯。手を洗うことができる電動シャワーには行列ができる程の盛況ぶりだった。
“まさか”の災害時に電気を配達できるプリウスPHVに目を丸くする子供たちだったが、君たちが大人になる頃には、さらに進化したクルマがエネルギーを効率よく管制するスマートシティを走っているだろう。そんな未来に、真鍋小学校で見た「トヨタ エコ&エネルギー教室」を思い出してほしいと願いながら、土浦市立真鍋小学校を後にする。気がつけば子供たちの元気に雨雲が吹き飛ばされたのか、薄雲の隙間から柔らかな日差しが覗いていた。
「トヨタ エコ&エネルギー教室」土浦市立真鍋小学校
担当していただいた先生方、土浦ツェッペリン倶楽部の皆様、
そして何より素敵な笑顔を見せてくれた真鍋小学校の子供たち
本日はありがとうございました。
カテゴリー: ECOMISSION2013,トヨタ エコ&エネルギー教室,茨城県
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